『Webデザインを学びたいけど用語がよく分からない』『独学で学ぶことに不安があるのでおすすめの本を参考にしたい』このような悩みを持つ方に今回はWebデザインの基礎を学べる参考本を12冊紹介します。

目次

Webデザインを学ぶ前に知っておきたいこと

まず、私たちが普段口にするWebデザインという言葉ですが、これは総称みたいなものであり、分解すると様々な種類に枝別れします。

ここでその全てを詰め込もうと頭がパンクしてしまうし、なにより初心者にとってハードルが高すぎます。

なので、まずは枝分かれしている中でも重要な項目で、基本的な項目を3つ紹介します。下記の文章を確認してください。

・Webデザインとは?

・HTMLとは?

・CSSとは?

この3つを学び、Webデザインの基本を押さえることが基礎を学ぶ上で非常に重要になっていくのです。1つずつ解説していきます。

Webデザインとは?

Webデザインを説明するイメージ

Webデザインとは、パソコンやスマホなどの電子機器上で表示されるモノのレイアウト、デザインの事を指します。

例えば、ホームページも、Webサービスも、アプリのアイコンもまとめてWebデザインと呼ぶことが出来ます。

また、人間の目で確認する現実世界におけるチラシや看板などのデザインと違い、Webデザインは様々な電子端末で見られることになります。

つまり、その点も考慮して、どの端末の画面で見てもキレイに見れるレイアウトの方法を学ばないといけません。

その方法を学ぶ為には後ほど説明するHTMLやCSSといった専門技術を学ぶ必要があるのです。

このようにWebデザインの基礎を身に着ける為には、デザイン知識だけではなくWebの知識も必要になります。

HTMLとは?

Webデザインを調べるときには必ず出てくる言葉です。正式名称はHyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)といいます。

HTMLを説明するイメージ

直訳すると「ハイパーテキストを記述するためのマークアップ言語」という意味になります。

簡単に説明すると「テキストに構造や意味を定義させる」事をHTMLという言語を使って行います。

例えば、私たち人間は、文章を書いたり読んだりする過程の中で、文章の構成を理解して扱う事が出来ます。

段落を付けたり改行したりする行動はそれにあたります。しかしパソコンは文章の構成を理解することはできません。

大げさな話ですが、パソコンに文章を表示させるため、文章を段落、改行したい場合も全て1から設計をしなければいけないのです。

そこでHTMLという言語を使って文章の構造を設定する必要があるということです。

長くなってしまいましたが、文章構成=HTMLだという認識を持っていただければ十分です。

CSSとは?

こちらもHTMLとセットで必ず出てくる言葉です。正式名称はCascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)と言います。

cssを説明するイメージ

HTMLが、Webページの文章構造を設定するものであるのに対し、CSS言語はデザインを作り、見た目を整える役割を担っています。

例えば、HTML言語を使って作成した文章をサイトの中心に持ってきたり、画像を表示させることはCSS言語を使って行います。

こちらの方がよりWebデザインとしては目的に近い言語であるといえます。

サイトやホームページの見栄えを良くする=CSSという認識をもっていただければと思います。

本だけでWebデザインを学ぶことは可能なのか

Webデザインを学ぶ方法は多岐にわたります。中でも専門学校やオンラインスクールが一般的ですが、普段は仕事に時間を割いている社会人にとってその様な形態で学ぶことは現実的ではありません。

ここでオススメしたいのが本を活用してWebデザインを学ぶことです。

ある程度の時間と根気は必要になりますが、本だけでも学校とほぼ同じスキルを身に着けることは可能です。

今回は数ある本の中でも厳選した参考書を紹介させていただきます。

初心者でもWebデザインの基礎を学べる参考書12選

初心者でもWebデザインの基礎を学べる参考書を12冊紹介します。

基礎からしっかり学べる参考書

Webデザインを理解するために必要な基礎をしっかりとおさえられる本を紹介します。

1・Webデザイン基礎入門

 

『1日30分からはじめる!』というコピーの通り、かなり分かりやすい解説をしてくれます。

いまからWebデザインの勉強を始めたい人に一番オススメ出来る本です。

いきなり実践ではなく、Webサイトの成り立ちや枠組みから解説してくれるので、この手の本にありがちな置いてけぼり感がありません。

また、HTMLやCSSを理論で学んだあとは実践パートで教えてくれるので基本的な書き方、使い方はこの一冊でマスターできます。

まずは最初の入り口としてこの本を使って勉強することをオススメします。

2・HTML&CSSとWebデザインが1冊できちんと身につく本

 

この本は基礎言語であるHTMLやCSSの書き方だけではなく、多くのWebサイトが採用している4つのレイアウト手法を学ぶことでデザインの基礎が身に付く本となっています。

Webデザイン基礎入門と違う点はHTMLとCSSの基礎をもう一歩具体的かつ実践的に解説している点です。

例えば、動画の埋め込み方やお問い合わせページの作り方解説も0から解説してくれるので実践的な技術を学ぶことができます。

また、この本を通してホームページの制作から完成までの手順を追う事ができるので、読み終わるころには1つのHPを作成する知識が手にはいる点もオススメポイントです。

3・スラスラわかるHTML&CSSのきほん

 

『HTMLやCSSをもう少し具体的に学びたい』といった方にピッタリの本です。

実際に書き上げていく時にありがちな『その通りに書いているハズなのになぜか動作しない』など、言語関係の悩みはこの本を読む事で解決できる仕組みになっています。

何故なら、詳しい操作手順をしらず、予備知識がなくともサイトを完成させることができる情報が載っているからです。

ただ、内容は上の2書よりもより複雑な解説をしている部分もあるのと、デザインに関する情報は書いていないので、知識の肉付けとしての利用をオススメします。

4・1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

 

この本の良い点はHTMLとCSSの基本を体系的に学べる点にあります。

実習形式でWebページを制作しながら学べるのですが、完成品をサポートページからダウンロードできるので、見比べながら完成まで作る事が出来ます。

また、完成品もちゃんとオシャレなWebページが作れるので、0から始める初心者でも挫折せず学ぶことができます。

更に、押さえるべきポイントやCSSプロパティが一覧にまとめられているので、辞書的な使い方にもバッチリ使えます。

デザイナーさんが書いた本なので、Webデザインの解説も豊富なので、全く触れたことが無い方にもおすすめできます。

Webデザインをステップアップで学べる参考書

Webデザインを深く知るためにデザインそのものを詳しく学びたい、ステップアップしたい方にオススメの参考本を紹介します。

5・デザイナーになる! 伝えるレイアウト・色・文字の大切な基本と生かし方

 

この本は少し特殊で、技術的な部分や表現手順を教えるのではなく、なぜそのデザインにするのか?デザインの目的とは?という本質を解説してくれます。

また、文章のポイントや大事なところにアンダーラインを引いてるので重要な部分も見落とすことなく吸収できます。

Webデザインをしている最中にふと『そもそもデザインって何なのだろうか?』と悩んだりした時におすすめです。

6・簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本

 

例を元にデザインの基礎を叩き込んでくれるより実践的な本です。

特に素晴らしい点は悪いデザインと良いデザインの写真を見比べながら、なぜ悪いのか?なぜいいのか?を詳しく解説をしてくれることにあります。

デザインの基礎を学びつつ、デザイン力もランクアップしたい方にはまさにうってつけの本となっています。

また『頭の中にデザインがあるんだけどうまく形にできない』といった悩みは本書で全て解決できるのではと思う位に最適なデザインが掲載されています。

ですので、感覚的にデザインするのではなく、言語化されたデザイン力を手に入れたい方におすすめです。

7・ノンデザイナーズ・デザインブック

 

『4つの基本原則。これを知るだけで、あなたのデザインはずっとぐっと、良くなります。』

なんとも興味を惹かれるコピーで紹介されている本書ですが内容はかなり実用的です。

このルールさえ覚えておけばOKという訳ではありませんが、世の中のデザインの9割はこの理論に従い作成されているといっても過言ではありません。

恐らく、デザインを本気で学ぶとなった時には何度も読み返すぐらい内容が濃い良書です。

デザイナーになる! 伝えるレイアウト・色・文字の大切な基本と生かし方とセットで読むと更に力が付きます。

8・Webデザイン必携。 プロにまなぶ現場の制作ルール84

 

デザインには基本原則がありますが、Webデザインにも知っておくべきルールというものがあります。

例えば、パソコンやスマホなどの異なる画面で見てもキレイなレイアウトで表示されるWebデザインにする、これは基本的なルールとして存在します。

そのようなルールを84の項目に分かりやすくまとめたのが本書になります。

Webデザインの基本的な考え方から、デザインデータ作成のノウハウ、納品時の指定など、実践的な内容をプロ目線で教えてくれます。

更に、Photoshopとlllustratorの使い方も解説してくれているのでソフトを利用して本格的に始めたい方にもオススメです。

HTML+CSSをステップアップで学べる参考書

HTML+CSSを詳しく学びたい、ステップアップしたい方にオススメの参考本を紹介します。

9・初心者からちゃんとしたプロになる HTML+CSS標準入門

 

タイプや難易度の異なる5つのWebサイトを作る過程を解説を見つつ、実際に作りながら覚えることができます。

Webデザイン基礎入門よりレベルが高くはなっているものの、それでも分かりやすく1日30分で標準的なテクニックを学ぶことが可能です。

このシリーズは写真を使った説明なのでわかりやすい他にも、キレイなレイアウトに必要不可欠な開発コードを順を追って説明してくれるので、更なるスキルアップのための1冊としてオススメです。

10・世界一わかりやすい HTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書 世界一わかりやすい教科書

 

HTMLやCSSだけを学ぶのではなく、Webサイトを作成するために必要な知識を解説した本です。

HTMLやCSSの役割や書き方などをしっかりと学ぶことができるので、Webデザインに関する総合力を付けたい人にオススメです。

11・たった2日で楽しく身につく HTML/CSS入門教室

 

たった2日で楽しく身に付くと言われると一瞬戸惑うかもしれませんが、内容をみれば納得できるほど分かりやすい本です。

また、この本だけの特徴として、イラスト付きで会話が進む場面があるので、楽しみながら学ぶことが出来ます。

まずは入門用の書籍を読んで、漫画付きの本書で分かりやすく復習するというやり方をオススメします。

12・ザインの学校 これからはじめる HTML & CSSの本

 

学校と聞くとなんだか難しい印象を受けますが、おそらくどの解説教本よりも分かりやすく解説しています。

極端な話、パソコン自体に不慣れな方でも最後までやり切れるほど丁寧に基礎を解説しているので『他の本の内容では難しすぎる。』という方にオススメできます。

ある程度の知識を確保している方はこれをやった後に別の本で勉強をすると基礎が身についてより理解が深まります。

googleマップの埋め込みやgoogleフォントなどのgoogleに備わっている機能の使い方もある程度解説しているので、そちらの知識も欲しいかたはこの本を利用するといいです。

まとめ

初心者でもWebデザインの基礎を学べる参考書を紹介させて頂きました。是非、役立てていってほしいと思います。

また、どうしても内容を覚えられず、難しいと感じてた方はWebデザインを含めてHP作成サービスに依頼するのも1つの方法です。

この様なサービスを利用すればHTMLやCSSなどの専門技術、またデザインの基礎を覚えなくてもその道のプロが0からキレイなWebサイトを作成してくれます。

そちらも検討しながら、集客できるWebデザインを作成していきましょう。