【動画編集の始め方】完全未経験者がまずやるべきファーストステップはこれだ!
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okuda
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YouTuberという新たな職業の到来により、「動画編集」はより身近な存在となりました。
今では高性能な機能を持ったアプリで簡単に動画が編集でき、本格的な動画編集をやってみたいと思っている人も多いはず。
しかし、動画編集に挑戦したいが、具体的に何を準備して何から始めたらいいか分からず、なかなか1歩を踏み出す勇気がないまま、立ち止まって悩んでいるという人も少なからずいると思います。
そのような方のために、PCの選ぶ種類から、動画編集を始められるまでを丁寧に解説していくので、完全未経験の状態でもゼロから動画編集ができるようになります。
動画編集をやってみたいが手を出せてない、やってみたいと考えているのならば、ぜひこの記事を最後まで読んで、実際に触れてみてください!
目次
動画編集の役割
まず、これから行う動画編集には一体どういった役割があり、どう考えて編集されているのかをご紹介します。
動画編集の役割には、動画素材の雑音・余白など、不要な部分を切り取って削除したり、内容を入れ替えるなど、情報が相手に最も伝わりやすい状態にする「整理」、テロップや効果音、場面転換時のエフェクト(効果)などを付け加えて、映像の伝えたい部分を際立たせる「強調」、カット割り(シーンとシーンのつなぎ目)の回数やテンポによって相手に与える印象を変える「意味付け」の3つの大きな役割があります。
これらを組み合わせ、動画を見る側の人にとって、内容がより伝わりやすい動画に作り上げるために、「その動画にどんな意味を持たせ、何を伝えたいのか」を念頭に置いて考えます。
と真面目に書くとこういった感じになるのですが、要は「見てもらう人に、伝えたいことをより印象的に心に刻ませる」ということです。少し言葉がクサかったかもしませんが、人を動かすのは「感動体験」です。
思い返してみてください。今までたくさんのテレビCMを見てきたかと思います。「美味しそう」だったり「楽しそう」だったり、それがキッカケで足を運んだりしたことありませんか?
そうなんです。みんな心を動かされて行動しているのです。
映像とは「人の心を動かすコンテンツ」です。そのコンテンツを自分で作り上げる側になれると考えるとワクワクしませんか?
そのワクワクを少しでも踏み出してわかっていただけるように、今からじっくり一緒に学んでいきましょう!
動画編集の流れ
動画編集の流れはとてもシンプルです。大まかに分けると3ステップだけです。それらを簡単にご紹介していきます。
1.ソフトに動画・画像・BGMをアップロードする
最初にすることは、動画を制作するにあたって、必要な動画素材をソフトにアップロードする(=読み込ませる)ことです。
動画がPCの中にあるだけでは何もできないので、動画などの素材をソフトに読み込ませて初めて編集が可能になります。ソフトに「読み込み」「アップロード」というボタンがあるので、そちらを押すとソフトに素材がアップロードされます。
2.アップロードした素材を編集する
アップロードされた動画にある「不要な部分」をトリミング機能(いらない部分を切り取る機能)で取り除いたり、ノイズ(雑音)を消したりするほかに、字幕やエフェクトを付け加えてより印象的なモノに仕上げたりと、ここの工程で、自分の表現したいものを出せます。
とは言うものの、最初は何が何だかわからないんで、加工や合成といったことは気にせず、まずはアップロードした動画をトリミングしたり、ちょっとしたエフェクトを遊びで使って感覚をつかむことが大切です。
3.1つの動画として出力する
最後に作った動画を出力して完成です。動画には様々なファイルの形式があります。例えばWindowsであれば、「AVI」、Macであれば「QuickTime (.mov)」など、形式は色々とありますが、それはのちにお話しします。
動画編集を行うための機材
動画編集を行うにはもちろん媒体が必要です。
最近はタブレットやスマホの機能が素晴らしいので、「PCじゃなくてもいけるんじゃないの?」と思われるかもしれません。
そこで実際どうなのかをご紹介していきます。
動画編集はスマホが便利?それともPC?
「簡単な動画のカットやつなぎ、アプリに搭載されているエフェクトや文字入力だけでいい」という方は、スマホだけで十分事が足ります。
PCとスマホとの大きな違いとして、合成・加工・エフェクトのすべてにおいて、PCが圧倒的に表現の幅や容量が上です。YouTubeから映画まで使い方は自由に高品質な動画を作成できる動画編集ソフトがPCでは誰でも利用できます。
クオリティの高いものを目指したいのであれば、PC一択にしてください。
動画編集に必要なスペック(パソコンはノートか?デスクトップか?)
動画編集は、かなり高負荷な作業です。性能が低いと負荷に耐え切れなくて、とても動画編集どころではありません。なので、いくら新品でも動画編集に向いているスペックを選ばなければなりません。
このテーマをここで説明するとなると、とてつもない量の情報を書くこととなり、何についての記事か分からなくなってしまいます。初心者向けに、とても分かりやすく丁寧に書かれている記事があるので、コチラを読むことをオススメします。
https://pc-pasososo.blogspot.com/2017/08/vidoe-editing.html
【動画編集ソフト】無料版・有料版のメリット / デメリット
無料動画編集ソフトのメリット / デメリット
正直な話、動画ソフトは無料がいいか有料がいいかと言われたら機能、安定性、使いやすさの観点から見れば圧倒的に有料ソフトが使いやすく便利です。
無料版は、求めるクオリティがどれほどのものかにもよりますが、操作性にかなり限りが出てくる(※一部を除く)ので、慣れたころには少し不自由さを感じます。
そして、無料版は利用者があまりいない(※一部を除く)ということもあって、出回っている情報が少ないため、困った時に解決策が見つかりづらいというデメリットもあります。
性能にも限界があったり、無料版の場合、ロゴが勝手に挿入されていて、消すことができなかったり、操作性で少しクセのあるモノもあるので、あまり有名でないものに手を出すのはオススメしません。
有料動画編集ソフトのメリット / デメリット
有料版のメリットは、無料版の反対です。
有料版は、どのソフトも豊富なエフェクトが揃えられていて、編集機能も豊富なので、表現できる幅がとても広く、自分の表現したいイメージをそのまま表現できます。
よくソフトを検索すると難しそうな編集画面が映りますが、名前と場所さえ覚えたら、操作もシンプルなのでとても簡単に編集が行えます。
個人的に感じるメリットは、有料版のソフトの方が圧倒的に利用者が多いので、本には載っていないコアな編集がしたい時に、検索すると見つかる確率が高いので、そういう意味でも有料版はとても便利です。
唯一挙げられるデメリットは、「お金がかかる」くらいですが、月額性のソフトであれば、大体¥3,000前後なので、払えない金額ではないかと思います。
とは言うものの、いきなり有料のソフトを使うのもハードルが高いと思うので、とりあえず初めは、無料ソフトで作ってみて、感覚をつかむための練習台として利用するのは十分アリだと思います。
ここ最近は、無料版であっても、上記のようなデメリットもほぼなく、多機能なソフトが多いので、今からご紹介するものを試してみてください!
【初心者でも安心】動画編集に必要な無料ソフト3選
それでは動画を始めるにあたって、オススメの動画編集ソフトをご紹介します。動画編集ソフトはたくさんの種類があり、「どれを選べばいいのかわからない!」となると思われるので、無料で扱えるソフト3種類を初心者からでも扱いやすいものを中心にピックアップしました。
実際に触ってみて、自分に合う使いやすい「相棒」を見つけて動画編集を始めてみてください。
iMovie
Apple社が開発したソフトでみなさんご存じかと思います、「iMovie」です。
筆者も初めてiMovieで動画編集に触れて興味を持ちこの道を選びました。とても感覚的に操作ができて、知識が無い状態でもエフェクトが豊富で初心者には満足のいくものになっています。
「もっとこういう表現がしたい。」「ここでこういう表現ができたらなぁ」など、物足りなさを感じてきたら、初心者レベルではなくなっていると思われますので、さらに上の性能のソフトを使用することをオススメします。
対応OS | Mac |
ダウンロードURL | https://www.apple.com/jp/imovie/ |
LIGHTWORKS
Lightworksは、フリーの動画編集ソフトで、もともとプロ向けの有料版ソフトでしたが、現在は会員登録すれば、誰でも無料で利用可能になっています。
Lightworksを創造した会社は25年間この分野で開発を続けており、そのプロフェッショナルな映画編集ソフトは非常に高い評価を得ています。
その洗練されたデザインと、4K、SDからHDフォーマットまで、幅広いフォーマットに対応していることから、多数の賞を受賞しています。
ただし、プロ向けであったのもあって、初心者には少しハードルが高い仕様となっています。さらに、無料版にはかなりの機能制限があり、「ココをこうしたい!」という場面で足りない部分が出てくる時があります。
対応OS | Windows / macOS |
ダウンロードURL | https://www.lwks.com/ |
DaVinci Resolve
DaVinci Resolveは、無料版でもありながら、高度な編集機能を備えています。映像制作に必要なツールが統合されており、基本的なカットやトランジション、エフェクトなどが高機能で、とても満足感のある無料ソフトです。無料版のデメリットで書いた「※一部を除く」の一部のソフトです。
動画編集だけでなくビジュアルエフェクト、オーディオミキシング、カラーコレクションなどの機能があります。
プロ向けに設計された有料版 DaVinci Resolve Studio は、詳細な色補正機能を搭載し、肌の色や目の色を調整することができます。また、オーディオ編集機能も非常に充実しています。
無料で利用できて、すべての機能においてハイクオリティですが、その分求められるPCのスペックもそれなりに高くなるので、注意してダウンロードしてください。
対応OS | Linux、Mac、Windows(64ビットのみ) |
ダウンロードURL | https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/ |
【ハイクオリティを目指して】動画編集に必要な有料ソフト3選
次に、有料3種類をピックアップしました。
上記でも書きましたが、無料版では使える機能や性能に限界があります。相応の金額が有料版ではかかってしまいますが、利用できるコンテンツの幅広さ、機能性の充実度は無料版とは格段と違ってきます。
表現の幅を広げたくなってきたら、利用してみてください。
PowerDirector 365
「PowerDirector 365」は6 年連続 で「国内販売シェアNo.1」に輝いた動画編集ソフトです。
月額 517 円のお手頃な価格から始めることができ、簡単操作で時間がなくてもすぐに編集ができます。基本的な編集機能から、高度な編集機能まで搭載し、「カット・タイトル・トランジション・エフェクト・BGM・効果音」これらすべての機能が使いたい放題で、500 以上のエフェクト、トランジション、テンプレートを使用可能。
BGMや効果音、画像は、ロイヤリティーフリーなので、別サイトで素材を見つける手間がかからず、効率よく素材を集められます。
対応OS | Windows / MacOS |
価格 | 月額:¥517 |
ダウンロードURL | Windows MacOS |
Final Cut Pro X
Final Cut Pro Xは、無料版アプリ、「iMovie」の上位互換で非常に使いやすく、ヒカキンさんや、はじめしゃちょーさんをはじめ、多くのYouTuberに使用されています。バラエティーに富んだテキストエフェクトはもちろん、本格的なMV制作(ミュージックビデオ)やショートムービー制作にも使用され、幅広い表現が可能となっています。
たくさんのアニメーションが収録されており、好きなものを選択して文字を入力するだけでクオリティの高いテキストを動画に飾り付けることができます。「シネマ風に仕上げたい」など、エフェクトも豊富なので、自分の好みに合わせてエフェクトをかけることも可能です。
Final Cut Pro Xには、ソフト内に様々な種類のサウンドエフェクトが組み込まれており、編集している映像に効果音を当てはめて、場面を強調したり、表現の幅を広げられるので、総合的に見ても満足度の高いソフトになります。
対応OS | MacOS |
価格 | 月¥2,180/年¥26,160/一括¥34,800 |
ダウンロードURL | https://www.apple.com/jp/final-cut-pro/ |
Adobe Premiere pro
Adobe Premiere Proは、映画制作やテレビ番組制作などでも利用される、ハイエンド(高性能)の動画編集ツールです。こう書くと、とても難しそうに見えますが、誰でも簡単に使える、というのが大きな魅力で、実際に多くのYouTuberやクリエイターが愛用しています。
Premiere Proひとつで、映像ファイルをトリミング(カット編集)したり、オーディオ編集ができたり、色調変更やモーションカット切替など様々なエフェクト(効果)がつけられたりできます。
幅広い動画編集が、効率よく、かつクオリティ高く行えることが特徴です。
様々なファイル形式に対応しており、一眼レフ、GoPro、iPhoneやその他スマホなどで撮影した映像ファイルが簡単に利用できます。Premiere pro単体で動画編集が行えますが、さらにAdobeの他のアプリとの連携により、さらにハイクオリティな動画も作成できます。
対応OS | Windows / MacOS |
価格 | 月¥2,480 / 年¥28,776(一括) |
ダウンロードURL | Premiere pro |
まとめ
いかがでしたか?
ここまで未経験の状態から、動画ソフトを選ぶまでの手順をお伝えしてきました。手順は案外シンプルです。「どのソフトを選んだらいいかわからない!」となっているのであれば、筆者は「Premiere pro」を推します。上記でも書きましたが、連携や操作性、総合して使いやすいからです。
筆者はPremiere proを含む、Adobe製品のソフトを中心に利用しているので、これからの記事も、動画制作に利用するAdobe製品の操作方法をご紹介していきます。
正直始めたては全然わからなくて当然です。そこであきらめず、1歩進んでみてください。例えば、有料版の無料トライアルに触れてみたり、お使いのPCがMacであれば、iMovieを触ってみるなど、どんなに小さいことでもいいので、動画編集に触れてみてください。
新しいクリエイティブな世界が広がっているので、とても楽しいですよ!
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