近年からSNSの利用者が爆発的に増加傾向にあり、そのSNSにマーケティングに乗り出す企業も年々増加傾向にあります。

今回はSNSの中でも特に有名な3大SNSの機能から運用法までご紹介していきます。

 

目次

SNSを活用する企業が増加

SNSを活用する企業が増加

気軽に情報発信・収集することができるSNSは現在は急速に利用者数を伸ばしている中、近年ではこうしたSNSを利用したマーケティングに取り組む企業も少なくありません。

平成が終わる時点でのデータによると全体でSNSを利用している企業は3割近くに登り、年々増加傾向にあります。こうしたデータからも分かるとおり、もはやSNSは個人だけでなく企業も活発的に利用されてきています。

今後はSNS利用者のさらなる増加に伴い、SNSマーケティングに取り組む企業も増えてくることが予想されます。

先制マーケティングという言葉もある通り、早くに取り組む企業はそれだけ市場を獲得しやすくなります。

今回は3大SNSの特徴から運用法などを紹介していきますので、この機会にSNSの運用を知り、SNSマーケティングで事業を拡大を狙うのもいいのではないでしょうか?

 

3大SNSの特徴と違い

3大SNSの特徴と違い

SNSは他者とコミュニケーションを取ることで楽しむコンテンツですが、コミュニケーションの取り方はSNSによって異なります。今回は多くのユーザーが利用し企業も注目しているFacebook、Twitter、Instagramの3つのSNSを中心に機能から特徴まで紹介していきます。

 

Facebookの機能と特徴

Facebookは企業の導入率が高いSNSで、日本国内でアクティブユーザーが約2800万人、20〜40代を中心に年齢が高い方でも利用している反面、逆に10代の利用率は低いSNSになります。

Facebookの投稿は写真や動画を投稿できるだけでなく、文字数制限もない文章を投稿することができるオールマイティなSNSになります。

ただ、投稿は「エッジランク」というシステムがあり、投稿の順序を決めるアルゴリズムが存在し投稿は時系列に並びません。

・経過時間:投稿からどれくらい経過しているか

・重み:投稿の質はどれくらいか

・親密度:ユーザーとどれだけコミュニケーションを取れているか

以上の評価で投稿の表示されやすさが判断されています。

Facebookのユーザーは年齢、性別はもちろん趣味・趣向、職業など個人情報を丁寧に登録している人が多く、ビジネスパーソンが多いため信頼性の高い投稿の方が受けやすい傾向にあります。

 

Twitterの機能と特徴

Twitterは企業のキャンペーンなどにもよく活用されるSNSで、日本国内のアクティブユーザー数は2019年時点で4500万人、10〜30代と若いユーザーが多いSNSです。

Twitterの特徴は気軽に短文で投稿することでき、投稿は140文字以内と文字数制限があります。

純粋に時系列に投稿フィードが並び、最新の内容を更新するほどユーザーに投稿を見てもらいやすくなります。

Twitterは『リツイート』という拡散機能があり、広いユーザーに投稿が広がりやすくなります。他のSNSより拡散力があり広い集客効果が作り出せることが特徴です。

他のSNSに比べ、Twitterには独自の文化が存在し、共通の興味や関心、趣味、趣向などで知らない人でも思いや感情を共有して楽しんでいることが強いSNSで実名・匿名・趣味・嗜好でユーザーが複数のアカウントを使い分けているケースもあります。

 

Instagramの機能と特徴

InstagramはFacebook社が提供する画像、動画がメインのSNSであり、若者層を中心に3300万人のユーザーが利用しています。近年では『インスタ映え』という流行語も誕生しました。

2014年に日本でリリースされた比較的新しいSNSであるにも関わらず急速にユーザー数を伸ばしています。他のSNSとは異なり投稿自体にHPなどのリンクを貼れないという特徴があります。

ビジネスプロフィールに設定を変更することが可能で、ビジネスアカウントに変更するとプロフィールなどの観覧数からプロフィールに貼っているリンクなどのクリック数などを数値化することが出来ます。

Instagramの場合、他のSNSに比べてシェアなどの拡散機能が少なめで、「ハッシュタグ」を利用して観覧者を増やす工夫などができます。一回の投稿で30個までハッシュタグのキーワードをつけることができます。

 

3大SNSのユーザーの使い分け

3大SNSのユーザーの使い分け

ここまでSNSの特徴や機能などを紹介してきましたが、実際に使っているユーザーがどのようにSNSを利用しているのかというところを解説させていただきます。

 

Facebookでの使い分け

Facebookはビジネスパーソンが多いため、実際の友達・仕事関係の人が中心で、ある程度面識のある人同士で繋がっているケースが多いです。

他のSNSより投稿自体は信頼性の高いしっかりとした投稿をしているイメージが強く毎日投稿をするというよりも、ユーザー自身に起こった特別なことや体験などを投稿している感覚です。

他にもユーザーがやっている仕事の取り組みや自分の体験談、ユーザー自身が学びになったことのシェアなどを投稿する人が多いです。

 

Twitterでの使い分け

Twitterは実際の友達と繋がるだけでなく、ユーザー自身の共通の趣味や趣向の人ともオンライン上で繋がっているケースがあり、面識がない人とも気軽にコミュニケーションを取っているユーザーが多いSNSです。

投稿は気軽にできて、1日に複数投稿するユーザーも少なくありません。投稿自体にハッシュタグを1、2個つけるユーザーも稀にいて、投稿内容は日常の何気無い考えや呟き投稿から、世間で起きている問題や自分の目の前で起こった出来事に対する考えなどを投稿したりします。

Twitterで情報収集する人もいれば何気無い暇つぶしとして利用しているユーザーもいます。

 

Instagramでの使い分け

Instagramは写真や動画がメインのコンテンツになるため、見知らぬ人の写真や動画に関心を持つことが少なく、実際の友達とのみ繋がっていることが多いです。  

投稿の拡散を狙うため、1つの投稿にハッシュタグを複数付けることがほとんどで、同じハッシュタグを辿って同じ趣味の人の投稿などを観覧したりします。

加えて、今は飲食店やレストランなどもGoogleで検索せずにインスタで検索して訪れる人も多く、他にも旅行の行き先、服などのコーディネート、女性のメイク、髪のヘアメイクなどもインスタで検索するユーザーが増えています。

すでに10代の女子高校生の世代はLINEで会話をせず、InstagramのDM機能を用いてコミュニケーションを取るという使い方をするユーザーもいます。

 

企業がマーケティングするSNS別運用法

企業がマーケティングするSNS別運用法

ここまではユーザーがどのようにSNSを利用しているのかなどをお伝えしましたが、最後のパートはそのユーザーたちの中から自社事業に合うターゲットをどのようにマーケティングするのかというSNSの運用法を紹介していきます。

 

Facebook運用法

【運用注意ポイント】

・エッジランクを意識(リーチ率

・投稿に「いいね、コメント、シェア」を意識

Facebookを運用するポイントはエッジランクと友達に投稿に対するアクション(いいね、コメント、シェア)をしてもらい友達の友達に投稿が届けることを意識することです。

ユーザーが投稿に対して「いいね」などのアクションをすると、その人の友達に「〇〇さん(友達)がこの投稿にいいねを押しています」という形で他人に投稿が広がることがあります。

エッジランクでユーザーの画面に出やすい関わりし、コメントなどのアクションが発生しやすい投稿をしていくことが運用のポイントになります。 重要な指標となるのが「リーチ率」です。

リーチ率を高める1番重要なことが「エッジランク」になり、リーチはエッジランクによりコントロールされてしまいます。

エッジ率を上げるためにも投稿の内容やコミュニケーションが生まれる投稿も重要ですが、ユーザーがFacebookを観覧する時間を想定して投稿し見つけやすくすることも重要になってきます。

 

Twitter運用法

【運用注意ポイント】

・ある程度の質を担保しつつ、「量」で攻める

・Twitter特有のオープンさに気をつける

Twitterにおいて重要なものは投稿をどれだけ見てもらえるかという「インプレッション率」が重要になってきます。投稿自体は時系列に並ぶため、何よりもタイミングが重要になってきます。

圧倒的に質の高い1つの投稿を作るよりも、ある程度の質を担保しつつ投稿の数を意識し、まずはユーザーに投稿を見てもらうことが何よりも重要になります。

そして、その投稿がリツイートされた場合、自分のフォロワー以外にもドンドン広まる可能性があるため、良くも悪くも全く関わりの無い人まで届いてしまうという可能性を頭に入れておく必要があります。

 

Instagramの運用法

【運用注意ポイント】

・ハッシュタグ

・コンセプトを決めて好まれるアカウント意識

Instagramの場合はフォローしている人以外の投稿は流れてこないため、ユーザーから見つけてもらうためにはハッシュタグで検索してもらう他ありません。

またシェアなどの機能も無いため、フォロワー事態に好まれるものをしっかりと発信していく必要があるので、どんな投稿をするのかコンセプトを決めて好まれる投稿を作りましょう。

ハッシュタグで上位にランクするためには、投稿自体の「保存、いいね、コメント」が多いものが評価されハッシュタグ上位に表示されます。

いかに投稿を気に入ってもらい投稿をハッシュタグの上位に載せるかというのがポイントになってきます。なので、「いいね、保存、コメント」をしてもらいやすい投稿がポイントになります。

投稿の評価としては保存>いいね>コメントの順に評価が高く、一番に狙うものは投稿の保存数をあげるほど、ハッシュタグの上位に表示されやすくなります。

 

まとめ

ここまで各SNSの特徴から、運用法までご紹介してきました。Instagramでも紹介した通り、一部の市場のユーザーはGoogleでの検索を使わず、SNSで検索する人も増えてきています。

今後事業を拡大をする上でもSNSの運用は重要な鍵になってくると思いますので、この機会にSNSの運用を試してみてください。