【入門編】初心者に必要なWebマーケティングの基礎知識を徹底解説!
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PCやスマホが身近な存在となり、特にスマホは、生活の一部になっていると言っても過言ではありません。
その影響で、ネットショッピングやネットを使っての情報収集も盛んに行われていますよね。
インターネット上で購買行動や情報収集が頻繁に行われているということは、今までオフラインで行われていたマーケティング活動に加えて、インターネット上で行う「Webマーケティング」の重要性が高まっていることを意味します。
企業も積極的にWebマーケティングに取り組んでいるので、「Webマーケティング」という言葉を耳にする機会も増えたと思います。
そんな中で、
- Webマーケティングってどんなことをするの?
- Webマーケティングの全体像を知りたい
- そもそもWebマーケティングが何かわからない
- 初心者が知っておくべきことを理解しておきたい
このように思っている方も少なくないはず。
なので今回は、そもそもWebマーケティングってどういうものなの?という概要から、Webマーケティングの具体的なステップ、それぞれのステップにおける施策など、初心者に必要な「Webマーケティングの基礎知識」を解説していきます。
この記事を読めば、現在Webマーケティングについて何も知らない状態でも、Webマーケティングの全体像がわかり、イメージがつくようになります。
また、初心者が押さえておくべきポイントも紹介していくので、ゼロからWebマーケティングを学んでいきたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
Webマーケティングとは?
Webマーケティングは、文字通り「Web利用したマーケティング活動」のことで、主に、WebサイトやSNSなどのインターネット上の媒体を利用して、お客さんを集客し、商品やサービスを販売します。
マーケティングの理想系は「営業を不要にすること」と言われているため、Webマーケティングは「Web上の媒体を使って、商品・サービスが売れる仕組みを作っていく活動」と言えます。
そんな「Webマーケティングとはどういうものなのか」ということを、Webマーケティングの目的・重要性・特徴なども含めて以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
【初心者向け】Webマーケティングとは一体どういうものなのか?簡単に解説します
Webマーケティングの4つのステップ
続いては、Webマーケティングの大枠である4つのステップをご紹介します。
ここでは流れだけを簡単に説明するので、具体的なアクションや施策は次のセクションで説明していきます。
①戦略
まずは最初に目的から逆算し、その目的のためにどうWebマーケティングを行っていくか「戦略」を決めましょう。
いきなり「集客しよう!」と意気込む人もいますが、誰に、どのようにアプローチするのか、などを決めていない状況で始めても絶対にうまくいきません。
具体的な施策を行う前に、しっかりと戦略を決める必要があります。
②集客
戦略が決まったら、お客さん(見込み客)を集める「集客」に移っていきます。
見込み客というのは、自社の商品・サービスを買ってくれる可能性があるお客さんのことを指します。
Web上での集客方法は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの流入、InstagramやTwitterなどのSNSからの流入、広告からの流入など様々あります。
これらの施策をうまく利用して、見込み客を集めていきます。
③販売
見込み客が集まったら、実際に商品・サービスを売っていかないといけませんよね。
つまり、「販売」を行います。
見込み客の希望を叶えてあげられるように、自社の商品・サービスのことをWeb上で伝えます。
そのために見込み客が思わず購入したくなるような工夫・施策を仕掛けていきます。
④分析・改善
集客と販売は繰り返し行われるものですが、その都度分析をして、より良い成果を出していくために改善をしていかないといけません。
- なぜ売れたのか?
- なぜ売れなかったのか?
- 1つ1つの施策の結果はどうだったか?
- どの数値が悪かったのか?
このようなことを、アンケートやデータを見ながら考えていきます。
そしてそこで生まれた仮説をもとに、戦略を再考し、施策を行います。
この4つのサイクルを何度も何度も繰り返し、集客と販売の数値を向上させ、売上アップを狙っていく。
それがWebマーケティングです。
Webマーケティングの戦略
Webマーケティングを行っていくために、まずは戦略の構築から始めましょう。
先ほどもお伝えしたように、いきなり「集客しよう!」「コンテンツを作ろう!」と意気込んでも絶対にうまくいきません。
目的地が決まっていない状況で旅行に行こうとしているようなものです。自分でもどこに行くのか、何が必要なのかがわかっていない状況って怖いですよね。
それをWebマーケティングの現場でやってしまう人が多いのです。
方向性が定まっていない状況だと、そもそも誰を集めたらいいのか、どんなコンテンツを作ればいいのかわかりませんよね。
そのため、まずはしっかりと目的を決めて、それに応じた戦略を考えていくことが必要です。
Webマーケティング戦略の基本的な考え方は、オフラインのマーケティング戦略を考える場合とさほど変わりはありません。
マーケティング戦略の考え方や方法・手順を詳しく解説した記事をご用意しています。
以下の記事を読んで、マーケティング戦略の基本的な考え方を身につけてください。
【超基本編】すぐに活用できるマーケティング戦略の立案方法をご紹介!
また、マーケティング戦略を考える上で役に立つ「フレームワーク」も以下の記事で詳しく紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
【基本編】目的別マーケティング戦略のフレームワーク10選
Webマーケティングの集客施策
戦略構築の次に行うのは、ユーザーに自社の商品・サービスを知ってもらい、見込み客を集めることです。
ここでは、Webマーケティングで有名な4つの集客施策をご紹介します。
SEO対策
SEO対策(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、GoogleやYahoo!などの検索結果で自社のサイトを上位表示させ、露出を高めるために行う施策のことです。
ただ、SEO対策は、コストをかけたからといって、必ず上位表示がされて成果が上がるものではありません。
また、短期間で成果を上げることは難しいので、長期的に考え、時間をかけて行っていく必要があります。
SEO対策の具体的な手順ややり方・ノウハウは、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
【SEO対策って何するの?】基本手順から具体的なやり方まで18個のノウハウをご紹介!
Web広告
Web広告は、インターネット上に掲載される広告のことで、検索結果ページ・SNS・Webサイト内など、あらゆる媒体に掲載されます。
それぞれの媒体の広告枠に合った広告を出稿し、自社の商品・サービスを宣伝していくことができます。
細かいターゲティングができたり、少ないコストで運用できたり、効果測定がしやすかったりと、Web広告にはメリットが多くあります。
Web広告の種類や特徴を解説した記事があるので、ぜひご覧ください。
【Web広告大全】広告の種類や特徴・強みを徹底解説 !
SNS運用
InstagramやTwitterなどのSNSを用いることもWebマーケティングの集客施策のひとつです。
SNS利用者は年々増加傾向にあり、SNSの情報をもとに購買行動をする消費者も増えています。
そんなSNSをうまく活用し、商品・サービスの情報を発信すれば、認知度や好感度を高めることができます。
また、SNSは顧客とのコミュニケーションも生まれやすく、口コミやシェアなどで短期間で認知度やアクセス数を高めることも可能です。
顧客のファン化、SNSからの顧客獲得も見込めるため、SNS運用は非常に重要と言えます。
以下の記事で、3大SNSと呼ばれる「Instagram」「Twitter」「Facebook」の特徴や運用方法を解説しているので、合わせてご覧ください。
【徹底比較】3大SNSの特徴と運用方法の違いとは?
メールマーケティング
メールマーケティングは、闇雲にメールを配信するのではなく、ユーザーの行動履歴に沿って、メールの内容や配信のタイミングを変えて配信する手法です。
例えば、登録直後のユーザーに対してはお礼のメールを送ったり、登録から1週間後のユーザーに対しては商品の特徴を説明したメールと送ったりと、ユーザーに合わせたコンテンツを適切なタイミングで配信していきます。
SNSや新しいチャットサービスなどが普及している現代においても、メールは昔と変わらず重要なコミュニケーションツールです。
メールを通じて顧客とコミュニケーションが取れるので、集客媒体として売上にも大きくかかわる重要な役割を担います。
Webマーケティングの販売施策
集客の次にポイントとなってくるのが、集客したユーザーに自社の商品・サービスに興味を持ってもらい、購入やお問い合わせをしてもらうこと。
つまり、「販売」を行うことです。(アパレルや家電量販店の接客のようなイメージ)
ここでは、Webマーケティングの販売施策をご紹介します。
LPO(ランディングページ最適化)
LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)とは、ランディングページを改善することで、ページ内でのユーザーの離脱を防ぎ、最終的な購入まで誘導する施策のことです。
検索エンジンやSNS、広告から流入したユーザーが、最初に目にするページをランディングページ(LP)と言います。
LPはユーザーが最初に目にするページであるため、デザインが整っていない、書かれている内容が思っていたものと違うなどと判断されてしまうと、ユーザーは興味を失い、そのページから離脱してしまいます。
離脱を防ぐために、ユーザーの目を惹くデザインに仕上げたり、興味をそそるような文言を使ったりして、ユーザーが求めているものに近づけるような改善を行っていきます。
LPをユーザー目線で改善することで、成約率が上がって、売上も伸びていきます。
EFO(入力フォーム最適化)
EFO(Entry Form Optimization:入力フォーム最適化)とは、購入ページや申し込みページにある入力フォームを改善し、ユーザーの離脱を防ぐ施策のことです。
せっかく商品・サービスに興味を持ってくれたのに、入力フォームがわかりづらかったり、入力項目が多すぎて、入力が面倒と感じられたりしたら、ページから離脱されてしまいます。
結果として、商品・サービスは良いものの、購入・申し込みにはつながりません。
購入直前での離脱を防ぐために、
- 入力項目を最低限にする
- 入力れいを用意する
- 入力間違えを赤字で表記する
- 入力ステップを可視化する
- セキュリティを高めて安心感を与える
このような施策を行うことが重要です。
Webマーケティングの分析・改善
Webマーケティングには、「分析」と「改善」が必要不可欠です。
戦略を立て、集客施策と販売施策を一通り行ったら、必ず結果が出ますよね。
うまくいくこともあれば、もちろんうまくいかないこともあります。
そのため、各施策を分析し、問題点を洗い出したり、よかったポイントをさらに伸ばしていったりするなどの改善を行っていきます。
- なぜ売れたのか?
- なぜ売れなかったのか?
- 1つ1つの施策の結果はどうだったか?
- どの数値が悪かったのか?
このようなポイントに着目して、仮説を立て、戦略を再考し、施策を行います。
先ほどもお伝えしたように、「戦略」「集客」「販売」「分析・改善」のサイクルを何度も何度も繰り返し、各数値を向上させ、売上アップを狙っていくのがWebマーケティングです。
Webマーケティングの基礎用語
Webマーケティングに携わっていると、様々な専門用語が出てきますよね。
似たような言葉や英語・横文字も多くて、混乱することもあるかと思います。
そこで、Webマーケティングで知っておかないといけない重要な基礎用語をピックアップしました。
以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
【基礎用語一覧】Webマーケティング初心者が知っておくべき用語を完全解説!
Webマーケティングに必須の無料ツール
ここでは、Webマーケティングを行う上で、必須とも言えるツールを紹介していきます。
どれも無料で使えるツールなので、Webマーケティングを行う際は、ぜひ活用してみてください。
Google Analytics(アナリティクス)
Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。
基本的に無料で使える非常に便利なツールです。
Googleアナリティクスでは、WebサイトやWebページに流入した後のユーザーの動きがわかります。
- 訪問者数
- ページ滞在時間
- 直帰率
- 流入経路
- ユーザーが使用しているデバイスの種類
このようなデータを計測することができます。
Googleアナリティクスで計測したデータを用いて、Webサイト・ページの良し悪しを判断し、改善につなげていきます。
例えば、スマホユーザーが多いのにもかかわらず、スマホ専用サイトがないなら作ったほうがいいかもしれません。
Googleアナリティクスの詳しい使い方は、以下の記事で写真付きで紹介しているので、ぜひご覧ください。
【初心者でも完全攻略】Google Analytics(アナリティクス)の使い方を写真で徹……
Google Search Console(サーチコンソール)
Googleサーチコンソールも、Googleが提供する無料ツールです。
Googleサーチコンソールでは、Webサイトが検索エンジンにどれくらい表示されているのかを確認することができます。
主にSEO対策の施策をする際に活用します。
サイト流入前のユーザーの動きがわかり、どんなキーワードで検索された時に表示されるのか、表示された時のクリック率はどのくらいか、といったようなデータを計測することができます。
アクセスを増やす施策を考える際に役に立つので、ぜひマスターしたいツールです。
以下の記事で、Googleサーチコンソールの活用方法を説明しているので、合わせてご覧ください。
【すぐわかる】サーチコンソールとアナリティクスの違いと活用方法とは?
Google タグマネージャー
こちらもGoogleが提供している無料ツールで、様々なタグを一元管理できるのが大きな特徴です。
Googleタグマネージャーのタグをページに設置し、管理画面に各サイト(GoogleアナリティクスやGoogle広告など)のタグを登録すれば、一括でそのページに各サイトのタグが反映されます。
いちいちHTMLの変更を行う必要がないので、自由自在にタグの設置ができ、非常に便利です。
Webマーケティングの勉強に役立つ資格
Webマーケティングをする上で、特に資格は必要ありませんが、「Webマーケティングの勉強」という観点からすると役立つ資格もあります。
数あるWebマーケティング関連の資格の中から、現場で役立つものだけをピックアップしました。
以下のリンクから確認できるので、ぜひ参考にしてみてください。
【Webマーケティング】スキルアップにつながる資格10選
まとめ
今回紹介したWebマーケティングの全体像・基礎知識は、ゼロからWebマーケティングを学び、実践していく上で必ず役に立ちます。
「Webマーケティングをやってみよう!」と思い立ち、いきなりWebサイトを作ろうとする人もいますが。何よりも大切なのは、Webマーケティングを行う目的をしっかり決めた上で、戦略を考えることです。
そのため、まずは「本当に実現したいことは何なのか?」「それを実現するためには何をすることが適切なのか?」を明確にしましょう。
また、「完全未経験の状態から、どうやってWebマーケティング職として働けるんだろう」と疑問に感じている方も多いと思います。
そんな方のために、完全未経験からWebマーケターになる方法、そのために必要な知識やスキルを解説した記事があるので、ぜひこちらもご覧ください!
完全未経験からWebマーケターになるには?必要な知識やスキルをご紹介!
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