【トラッキングコード】Google Analytics(アナリティクス)の計測タグの疑問を解決!
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「Google Analytics(グーグルアナリティクス)のタグって何??」
「タグマネージャってどんなもの?」
「そもそも、タグってなんなの?」
といった疑問を感じたことはありませんか?
この記事では、Google Analyticsを使う上での「タグ」に関する疑問を徹底解決していきます。
目次
そもそもタグって何?
Google Analyticsを使う上で、切っても切れない関係にあるのが「タグ」と言われるものです。
Google Analyticsは「タグ」と言われるコードをWebページに設置して、初めてデータ収集ができるツールです。そのため、アカウント登録しただけでは何の役にも立たないツールになってしまいます。
ですが、Webのプログラミングをしたことのない人であれば、このタグに対して「そもそも、タグってなんなの?」という疑問もあるのではないでしょうか?
このタグは、Web上であればHPなどの枠組みを作るHTMLなどのプログラミングで使われる制御情報のことです。
簡単に説明すると、タグの持つ「札、印」といった意味合いと同じで、Web上での特定の動作に対する印ということです。
入力したテキストに対して文字の色を変えたり、文字の下に写真を挿入したりする動作の印です。
Google Analyticsにおいても、「ユーザーのアクセス分析をしますよ」という動作をWebページに命令するために、タグをWebページのプログラムに組み込む必要があります。
このタグには大きく分けて「HTMLタグ」「コンバージョンタグ」「ツール用制御タグ」の3種類のタグがあります。
HTMLタグ
Webページの骨組みを作るタグです。
Webページは本来真っ白なノートの状態で、そこにこのHTMLタグを組み込んでテキストを入力したり、画像を挿入したり、リンクを押せば他のページに飛べたりといった動きをWebページに与えています。
HTMLと一緒に使われるのがCSSという言語プログラムで、こちらはHTMLに対して、文字の色付けや大きやの変更、画像のレイアウトを変えたりするWebのレイアウトを作るプログラムです。
Google Analyticsのタグは、このHTMLタグの中に組み込むことでデータの収集が可能となります。Google Analytics自体はHTMLタグではなくて、この後に説明するツール用制御タグです。
少しややこしく感じるかもしれませんが、Webページは単一のタグで構成されているのではなくて、沢山のタグで一つのページを作っています。
宇宙で例えるとわかりやすくて、沢山の星の集まりが銀河系になるのと同じです。
コンバージョンタグ
コンバージョンとは目標達成のことです。つまり、コンバージョンタグは目標をカウントするタグということになります。
Webサイトの目標とは、商品購入や資料請求、問合せの件数などです。これはWebを運営する企業ごとに異なる項目とも言えます。
コンバージョンタグは、基本的に目標到達地点であるWebページ(商品申し込み完了ページなど)に組み込むことで、そこに到達したユーザーの数をカウントして、その成果を測ります。
そのため、広告の運用と合わせて使われるのが大前提です。
近年では、Webに組み込まれたシステムで特定のユーザーに特定の広告を届けることができるようになってきていますが、そういったツールもタグが埋まっていないとユーザーの分析ができないので機能しません。
そういった意味では、コンバージョンタグの重要性はますます高くなっていると言えます。
ツール用制御タグ
ツール用制御タグとは、Google Analyticsなどのツールを使うためにHTMLに組み込むタグのことです。
Webページにこのタグを組み込むことで、ツールの機能を使うことができます。
このツール用制御タグは、ツールごとに組み込む位置が決まっています。そのため、ツールごとの定められた位置に設置しないとツールがうまく機能しないといったトラブルが発生します。
HTMLを見慣れていない人からすると、少し設置が難しいタグでもありますが、タグマネージャなどのツールを使うことで簡単に設置することもできます。
Google Analyticsであればトラッキングコードと言われているものが、このツール用制御タグです。
Google Analyticsのタグの確認方法
Google Analyticsのタグの確認方法はとても簡単です。
画像を使いながら、1つずつ順を追って説明していきますね。
①ホーム画面を開いた時に左下にある歯車のアイコンをクリックします。
②プロパティの「トラッキング情報」をクリックします。
③「トラッキングコード」をクリックすると、Google Analyticsのトラッキングコードを確認できます。
④「トラッキングID」か「グローバルサイトタグ」をサイトに設置することでツールが使えるようになります。
HTMLタグに組み込む場合は、グローバルサイトタグをしようしてください。
トラッキングIDは、WordPressのSEOパックなどの拡張機能を使用する時などに使います。
Google Analyticsのタグ設置方法
Google Analyticsのタグの設置方法はいくつかあります。
WordPressであればSEOパックという拡張機能を使っての設置、またはHTMLタグに直接入力するのがベターです。
他の方法では、Googleタグマネージャーを使っての設置方法もあります。
基本的にGoogle Analyticsのタグは、HTMLのheadタグと言われる部分に設置します。サイトによってはGoogle Analyticsのタグを設定で設置できるものもあります。
HTMLの開き方はサイトごとにことなるので、別途調べる必要があります。WordPressであれば「外観 > テーマエディター」でHTMLを開くことができます。
Google AnalyticsのタグはこのHTMLに組み込むことになりますが、どのHTMLにおいてもheadタグに組み込みます。
このheadタグというのは、<head>〜</head>で囲まれた部分のことです。おそらくHTMLを開いた時に、このheadタグを見つけるのは大変なので、Ctrl+F(マックはcommand+F)で「head」と検索すれば簡単に見つけられます。
Google Analyticsのタグは、この</head>の直前に設置しましょう。
Google Analyticsの詳しいタグの設置方法は、下記の記事で説明していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
【初心者でも完全攻略】Google Analytics(アナリティクス)の使い方を写真で徹……
Google Analyticsのタグの動作確認方法
Google Analyticsのタグを設置したら、Google Analyticsが正常に動作しているかを確認しましょう。
確認方法は至ってシンプルです。
まず、Google Analyticsを設置したWebページを開きます。
次に、Google Analyticsを開き、リアルタイムレポートを見ます。リアルタイムレポートの見方は「リアルタイム>概要」です。
正常にGoogle Analyticsが動作していれば、リアルタイムでユーザー数が「1」と表示されます。
もしカウントが「0」であれば、Google Analyticsがうまく動作していないことになりますので、タグの設置場所等を確認してみてください。
考えられる不具合は以下の通りです。
- タグの設置場所が違う
- 使用するタグが間違っている
- タグの入力が間違っている
焦らずにゆっくりとひとつずつ丁寧に確認してみてください。
よく聞くけどGoogleタグマネージャーってどんなもの?
Google Analyticsのタグの設置を調べていると、「Googleタグマネージャー」や「タグマネ」という言葉をよく見ませんか?
Web関係に馴染みがない人だと「??」と疑問に満ち溢れるかと思います。
そこで、この疑問を解消するためにGoogleタグマネージャーについてお話します。
Googleタグマネージャーの概要
Googleタグマネージャーとは、Googleが提供している無料ツールで、様々なタグを一括で管理できる万能なツールです。
Google Analyticsのタグの設置もHTMLの変更を行わずに簡単にできるようになります。ただし、GoogleタグマネージャーのタグをHTMLに組み込む必要があります。
しかしながら、他にもタグを入れる場合にタグの更新が非常に楽になるメリットはあります。
タグマネージャの導入は、サイト立ち上げや新規改装の時に入れるのがベストです。
もし、サイト立ち上げでまだ導入していないのであれば、この機会に導入してしまいましょう。
Googleタグマネージャーのメリット
Googleタグマネージャーのメリットとしては以下の5つが挙げられます。
- プログラムに詳しくなくてもタグが設置できる
- タグの設置と管理が楽になる
- バージョン管理もできる(タグの更新)
- サイトの表示が速くなる
- 公開前にプレビューができる
では、メリットを1つずつ詳しく見ていきましょう。
プログラムに詳しくなくてもタグが設置できる
タグマネージャーの導入にこそ、HTMLの編集が必要になってはきますが、それ以降の導入後は、管理画面でタグを設置したり、更新したりできるようになるので、タグを入れるたびに難しいHTMLを編集する必要がなくなります。
そのため、従来のようにプログラマーに依頼する必要もないので、プログラムに詳しくなくてもWeb開発ができると言えます。
タグの設置と管理が楽になる
Googleタグマネージャを導入してしまえば、管理画面からタグを設置できるので、管理が非常に楽になります。
ただ、タグが増えすぎると単に管理するものが多すぎるという点では管理が大変になります。
バージョン管理もできる(タグの更新)
バージョンとは「いつ更新されたか?」「何番目に公開されたのか?」を示すものです。本でいうところの「第〜版」「改訂版」にあたるものです。
バージョンを重ねることでどうしてもトラブルが起きる可能性があります。
そういった場合に、Googleタグマネージャでは前の安定したバージョンに戻すこともできます。
サイトの表示が早くなる
サイトの高速化は、Googleも推奨している項目です。読み込みが遅いサイトはユーザーの利便性を下げるだけなので、できることから対策はしたいものです。
Googleタグマネージャーは「非同期タグ」と言われるものです。
一般的にサイトのページを読み込む時に、サイトにアクセスしてからページを表示させるまでに、広告の読み込みがあります。
ユーザーがアクセスした時に広告の読み込みと、ページ自体の読み込みを同時にするのが「同期タグ」と言われるものです。この同期タグは、広告の読み込みが遅れてしまうと、サイトページの読み込み自体も遅れてしまうので、ページを表示させるのに時間がかかってしまうデメリットがあります。
一方で非同期タグは、サイトページの表示と広告の表示を分離して行います。こうすることで、広告の読み込みが遅れたとしても、サイトページ自体の表示に遅れが出ることがなくなります。
ただ、デメリットとしては、広告が遅れて表示されるということがあります。
それでも、サイトのページ自体は素早く表示されるので、ページが表示されないことから起こるユーザーの離脱を食い止めることができます。
公開前にプレビューができる
設定した内容の動作確認としてプレビューの機能がついています。
これがあることで、公開してからトラブルが起きる可能性を低くすることができます。
Googleタグマネージャーのデメリット
Googleタグマネージャのデメリットは以下の3つです。
- 最低限のWebの知識はいる
- ボリュームが大きいサイトに設置するのが大変
- 一部対応していないタグもある
こちらも1つずつ見ていきましょう。
最低限のWebの知識はいる
Googleタグマネージャーは非常に便利なツールですが、組み込む時にどうしてもHTMLの編集が必要なので、HTMLなどの最低限の構造理解は必要と言えるでしょう。
ただツールを触っていても、何をしているのかを知っているか知らないかでも、その作業の質は変わります。
それと、万が一のトラブル等で何が問題なのかもわかりやすくなるので、最低限の知識はあるに越したことはありません。
ボリュームが大きいサイトに設置するのが大変
新規立ち上げでのサイトであれば導入しているタグがないので、Googleタグマネージャーを入れるのは容易ですが、これまでに沢山のタグを導入しているサイトでは少々面倒になります。
というのも、今までに設置したタグも管理できるようにGoogleタグマネージャーに組み換えないといけないからです。
となると、必然的に今までのタグの移動も含めて非常に手間のかかる作業が必要となります。
そうなるとHTMLを編集することになるので、まったくの素人では導入は不可能と言えます。
一部対応していないタグもある
Googleタグマネージャーは、一部対応していないタグもあります。これはどのタグ管理ツールでも起こりうることなので仕方がないことです。
しかしながら、基本的にGoogleのサービス使うなら問題はありません。Yahoo!などの外部のタグを入れる時に不具合が起きる場合があります。
また、Googleタグマネージャーは、同期処理系のタグは動きません。これは、Googleタグマネージャーそのものが非同期系のタグだからです。
Googleタグマネージャーの導入方法
では、Googleタグマネージャーの導入方法を説明していきます。
Googleタグマネージャーの導入は、以下の3ステップで非常にシンプルです。
- アカウントの登録&設定
- コンテナ巣にペットをサイトへ設置
- タグの設定と公開
それでは、順番に解説します。
①アカウントの登録&設定
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/tag-manager/
まずはアカウントの登録から始まります。こちらもGoogle Analytics同様、Googleアカウントが必要です。
①上記のURLのGoogleタグマネージャーのトップ画面から「無料で利用する」をクリックします。
②必要事項を記入し、進みます。
- アカウント名:名前・会社名・サイト名・チーム名など
- 国名:日本
- コンテナ名:設置するWebサイトのURLなど
- プラットフォーム:合うものを選択します(Webサイトに設置する場合は「Web」を選択)
コンテナとはタグを入れるような箱のことです。コンテナは1サイトにつき1つの設定が必要です。
③同意画面になるので、チェックボックスにチェックをつけて、「はい」をクリックします。
これでアカウント登録は完了です。
②コンテナスニペットをサイトへ設置
アカウントの登録が完了したら、Googleタグマネージャーを導入するためのタグが発行されます。
発行されたタグをそれぞれHTMLの指定の場所に組み込めば完了です。
HTMLの開き方はサイトごとにことなるので、別途調べる必要があります。WordPressであれば「外観 > テーマエディター」でHTMLを開くことができます。
Googleタグマネージャのタグは、headタグとbodyタグに組み込みます。
このheadタグというのは、<head>〜</head>で囲まれた部分のことです。bodyタグであれば、<body>〜</body>です。
おそらくHTMLを開いた時にこのタグを見つけるのは大変なので、Ctrl+F(マックはcommand+F)で「head」と検索すれば簡単に見つけることができます。
③タグの設定と公開
Googleタグマネージャーの導入ができたら、次にタグの設定と公開です。
タグの設定は「新しいタグの追加」から設定をすることができるので、必要なタグを適時追加していきましょう。
他のタグ管理ツール
Googleタグマネージャー意外にもタグを管理できるツールはあります。
その中の一部をご紹介します。
Yahoo!タグマネージャー
Yahoo!が提供しているタグマネージャーです。
原則は無料ですが、Yahooのプロモーション広告を利用していないと使えません。
基本的な作りはGoogleタグマネージャーと同じですが、相関性の都合からYahoo!系列のタグを使用するのであれば、こちらのYahoo!タグマネージャーを使用することで、トラブルなく動きます。
またこちらのYahoo!タグマネージャーは、対応するタグのテンプレートがGoogleタグマネージャーよりも多いのが特徴です。
Dynamic Tag Management
Adobe社が提供しているタグ管理のツールです。
このツールは、Adobe Experience Cloud の付加価値として提供されています。
Adobe Experience Cloud 製品に契約しているユーザーであれば無料で使用することができます。
特にAdobe社製品の設定時等に使いやすい仕様になっているので、Adobe社の製品を多く使うのであれば、このツールが使いやすいでしょう。
まとめ
一重にタグと言っても、その種類や使われ方は沢山あります。
それゆえに、素人目線だとこのタグについては理解が追いつかない部分もあるのがネックです。
しかし、基本的なところを押さえてしませば、Webマーケティングに取り組む上でも心強い知識となります。
特にタグはWebサイトを動かす歯車になるので、その仕組みを知ることでWebでの対策にもつながります。
しっかりと基本を押さえながら、タグへの知識も深めていきましょう。
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