会社、店舗経営の方の中でSNSの運用を考えている人もいるのではないでしょうか。実際にSNSを事業に取り入れ、使い方次第で事業を大きく拡大させている企業はとても多くいます。

しかし、興味はあるけれど何から始めればいいかわからないと思う人もいるのではないでしょうか。

そこで今回はSNSの中でも企業事業に導入率が高いFacebookについての基礎知識から売り上げを拡大させる運用まで紹介させていただきます。 

 

目次

Facebookを活用する為の基礎知識

Facebookを活用する為の基礎知識

Facebookの運用をお伝えする前に、まずそもそもFacebookが企業にどのような恩恵があるのかなどのメリットから、Facebookを実際に活用する為の事前の基礎知識をここで紹介させていただきます。

 

Facebookの特徴

Facebookは他の3大SNSであるTwitter、Instagramに比べて1番特徴的なのは、ビジネスパーソンが多く仕事関係で繋がっているケースもあり、信頼性の高い投稿が集まっています。

投稿は「エッジランク」というシステムがあり、時系列で投稿が表示されず投稿の表示が特殊です。このシステムを逆に利用して上手くいけば一番の拡散力を秘めるSNSになります。

このようにSNSは特徴の他にも活用のメリット、デメリットも存在します。運用前に必ずメリットとデメリットを理解した上で活用できれば最大限の効果をもたらすことができますので、メリットとデメリットの把握をしておきましょう。

さらに詳しい解説はこちらの記事から↓

3大SNSの特徴の比較とそれぞれの企業運用法

 

Facebook活用のメリット

・メリット1:顧客とリアルにコミュニケーションが取れる

Facebookを運用すると投稿などにコメントが付き、リアルな顧客の意見がヒアリングできます。一般的なHPよりも気軽にコメントも載せやすく、ユーザーが企業に意見を述べやすいのがFacebookの特徴です。

商品やサービスの実際の意見や考え、どのような商品を求めているのかをユーザー側からの視点が集まりやすいSNSになります。

会話だけでなく「Facebookクエスチョン」というアンケート機能もあり、無料でアンケートを集めることもできるので、これまでネットリサーチでお金を掛けていた場合0円でリサーチが可能です。

 

・メリット2:Twitter同様拡散力が強い

エッジランクの特殊な投稿システムにより、情報が滞納(長時間の表示)することによりユーザーの目に届きやくなります。

その上、「シェア」のボタン1つで気軽に拡散できるので良いと思ってくれた商品やサービスを広めてくれて、ユーザーが積極的に広めてくれます。

 

・メリット3:情報が滞留する

投稿表示システムが特殊なFacebookはファンに情報が届きやすいシステムになっています。Facebookでは「ハイライト」というInstagramのストーリーと同じようなシステムがあります。

そのハイライトは特殊なFacebookの投稿表示システムの影響により、ユーザーが求められるハイライトが表示されやすくなり、ユーザーが求める情報が積極的に届くシステムが組まれています。

そのおかげでユーザーの目に留まりやすいので、簡単に見込み顧客に情報を届けることができます。観覧率やクリック率はTwitterや他のSNS、メルマガなど他のツールに比べてみても圧倒的にFacebookが勝っています。

 

・メリット4:ファン化の障壁低い

Facebookはこちらの投稿に「いいね」を押してもらうだけで、こちらのファンとなり、顧客の投稿に表示されやすくなります。

わざわざ、メールアドレスを入力してもらうなどの手間は一切無く、ワンクリックで「画面変遷せず」にファンになるので、ユーザーの手間がほとんど無くファン化障壁が非常に低いです。

 

・メリット5:炎上しにくく、良い反応が見込める

ユーザーは全て「実名制」やリアル友達制度なので、炎上しにくく、否定的な意見が出づらいのが特徴です。

実名ということもあり、「いいね、コメント」や拡散されるなどが多いと、そのユーザーからの投稿に対してのアクション数に応じて、投稿の信頼性も上がっていきます。

 

Facebook活用のデメリット

・デメリット1:ファン全員に配信が確実に届くわけでは無い

投稿表示システムの影響により、メールのように配信が確実に全員の元に届くとは限りません。

投稿に対してまだアクション数が少ない場合はFacebookの投稿システムで弾かれてしまい、ファン全員に確実に届かない場合があります。

 

・デメリット2:Facebookの仕様がよく変化する

Facebookの仕様はよく変化して、その変化に毎回合わせる必要があります。

その仕様変化も不定期に行われ、1週間で変更されることもあれば、数ヶ月変更がない場合もあります。その急な変化に常に対応し続けることは少し手間が掛かってしまいます。

 

Facebook活用前に事前準備の知識

Facebook活用前に事前準備の知識

Facebookには他のSNSとは違うシステムや仕様があるので、活用する前にそのFacebookならではの仕様を理解しておきましょう。

 

・「エッジランク」という投稿表示システム

投稿の表示は時系列の順序で並ぶのではなく、ユーザーに取っての興味や関心が強い投稿が表示されるようになっています。 興味関心度はユーザーの「いいね」「コメント」などのアクションなどによって決められています。

 

・ユーザーは全員「実名」で登録

Facebookユーザーは基本的に実名のみで登録しなければなりません。設定の段階でニックネームやキャッチコピーを含めた名前を登録することもできますが、運用していくにつれてアカウント自体が凍結されたという例が過去にあります。

 

・ビジネスアカウント(Facebookページ)が作成できる

このビジネスアカウントは企業向けの機能が充実しており、複数人でページを管理や編集をすることができ、このFacebookページはFacebookのアカウントを持っていない方でも観覧することができます。

 

Facebook活用の始め方

Facebook活用の始め方

Facebookを活用することでネットを通して企業や店舗が伝えたいことを広めることができるので、ここからは実際にどのようにFacebookを運用していくのかという所にフォーカスをして紹介させていただきます。

 

Facebookページとは

Facebookページとは無料で作成することができるFacebook上のHPのようなもので普通のHPよりも簡易的に作られており、簡単に運用できるので多くの企業がFacebookページを利用して事業の拡大を行なっています。

加えて、Facebookページ自体にも「いいね」をする機能があり、その「いいね」をもらうことにより、ユーザーをファンという形にすることができます。

ページのファンになってもらうと、Facebookページで投稿したものがファンユーザーの投稿に表示されやすくなります。

 

Facebookページの作り方

※Facebook解説で事前に必要なもの

Facebookページを作る際は必ず「管理者の個人アカウント」が必要になります。なので、Facebookページを開設したい場合は先に管理者の個人アカウントを作成しておくとスムーズです。

 

ステップ1:Facebookページ開設

Facebookページを管理する人のプロフィール欄から、「ページ」を選択し、ページ作成を行えます。その際、カテゴリーの設定、ページの名前などを入力してもらえれば開設自体は完了です。

情報入力の際、ページ画像やページプロフィールの設定画面が出ますが、内容が決まってなければ後ほど入力できますので、内容をしっかりと決めたい場合は後で打ち込みましょう。

 

ステップ2:ページを非公開に設定

上記でも説明しましたが、画像や詳細の情報を入力するまではページを非公開にすることをお薦めします。

【ページを非公開にする方法】

1.ページ上部にある「設定」をクリック

2.画面が切り替われば「一般」をクリック

3.表示された中から「公開範囲」の「編集する」をクリック

4.「ページは公開されていません」をチェック

5.変更を保存

以上がFacebookページの非公開設定方法です。 全ての詳細情報の登録が終わりましたら、忘れずに「公開」に変更するのを忘れないようにしましょう。

 

ステップ3:管理者の追加(運営メンバーの追加)

Facebookページ内になる「設定」→「ページ役割」→「新しいページの役割を割り当てる」の順番に操作し、メンバーの名前またはメールアドレスを入力し、役割を選んで追加することができます。

 

ステップ4:基本設定を行う

実際にページを作っていきます。カバー写真、プロフィール写真の登録、ユーザーネームの設定を行ってください。ユーザーネームをページに追加することで検索した際に簡単に見つけやすくなります。

その後、このFacebookページの自己紹介のようものにあたる、「ページ情報」を設定して基本的な解説は終了になります。全ての項目を入力後にしっかりと「公開」の設定を行うようにしましょう。

 

ステップ5:基本的なデータの編集

「ページ情報」で基本データの編集が可能なので、運用の際にページネームを変更したい場合、カテゴリー名を変えたいときなどはここから編集を行ってください。

 

Facebookページの運用法

Facebookページの運用法

Facebookページの運用法は写真などを使い投稿してもらいユーザーに見てもらうという流れで、個人アカウントの投稿と基本的には変わりません。

その投稿の中でも上手く集客に繋がりFacebookを効率的に運用できるコツをここでお伝えします。

 

Facebook運用のコツ1:「いいね」を意識した投稿

Facebookの投稿表示システムの「エッジランク」でもお伝えした通り、時系列で投稿は表示されるわけではありません。

なので、いかにユーザーから「いいね」やコメントをもらい表示させやすくすることがポイントです。

加えて、投稿に「いいね」を押してもらった場合、「〇〇さん(友達)はこの投稿に「いいね」を押しています!」という形で一部ではシェアの効果にもなります。

なので、投稿自体に「いいね」をもらいやすい投稿を意識してFacebookの投稿を作っていきましょう。

 

Facebook運用のコツ2:宣伝投稿ばかりしない

セールスや告知ばかりしているアカウントはユーザーから嫌われる傾向にあります。テレビの時にCMばかり多いと嫌気がさしてしまうのと同じようなイメージです。

宣伝ばかりではなく、店舗や企業のエピソードや思う、お客さんのエピソード、商品の上手い使い方のコツなど角度を変えた投稿などをしてユーザーなどに「いいね」をもらえるようにしましょう。 

 

Facebook運用のコツ3:プロフィールは常に最新の状態

FacebookはWebページに比較的に上位に表示されることが多くあるので、常にプロフィールを最新の状態にしておくことは大切です。

実店舗の場合、定休日やお店の詳細情報などが変わったにもかかわらず、 Facebookプロフィール欄の情報を更新していなく「クレーム」になる場合がありますので、常に最新の状態を保ちましょう。

 

Facebook運用のコツ4:投稿頻度は1日に2回未満に抑える

Facebookの性質上、Twitterのような日に何回も投稿するSNSというよりも日記型の投稿に近く1日に複数回投稿している場合は煩わしさを感じさせてしまいます。

毎日更新するというよりは多くても1日1回のペースか2日に1回くらいのペースで投稿の更新をするのが良いでしょう。

 

運用においての注意点

Facebookの注意点

Facebookページを運用する場合、素早い対応が求められます。なぜなら、日頃からFacebookをチェックしているユーザーが多くいるからです。

もし投稿などにコメントをしてもらった場合、速やかに返信できれば距離を縮めることができ、逆に返信を忘れてしまった場合は顧客の離脱に繋がります。

Facebookページを運用する際は、常にコメントなどをチェックしていつでもすぐに返信できるようにしておきましょう。

 

まとめ

如何だったでしょうか。今回はFacebookの基礎知識から運用法までを紹介、解説していきました。実際にFacebookの運用に興味があった人などは是非ともこのタイミングでFacebookの運用を試してみてください。

今後、Facebookを運用して事業拡大を狙う企業がさらに増えてきますので、いかに早く運用をマスターして市場を取るのかが鍵にもなってくると思います。