今回はWeb担当者が仕事に役立ち活かせる成果に繋がるWebマーケティング関連の資格をご紹介します。

多くの資格の中からWeb担当者に役に立つものだけを厳選し、『情報分析』、『広告』、『Webマーケティング全般』の3つに分けてお伝えしていきます。

 

目次

情報分析、統計のスキルを鍛える資格

このパートでは、アクセス解析や統計データの応用などを習得できる資格をメインに紹介していきます。

自社のサイトの情報を分析し、アクセス数を伸ばしたりその情報から売り上げに繋げる思考などを身に付けたい人はこの資格を見てみて下さい。

1.ウェブ解析士

ウェブ解析士は、アクセス解析の知識だけではなく、データ分析や業務計画立案など多彩な能力の習得・評価を目的とした資格です。

ウェブ解析士講座

ウェブ解析士講座

引用元:https://www.waca.associates/jp/study/wac/

 

ウェブ解析士の資格は、『ウェブ解析士』『上級ウェブ解析士』『ウェブ解析士マスター』の3種類あり、実務担当、コンサルタント、講師の資格となっています。

上の画像は『ウェブ解析士』の講座内容になっています

資格を受講する際は有料になりますが、講座はオンラインでも受講することができ、無料体験講座も用意されていますので、興味があればまずは体験講座を受講することをオススメします。

この資格は実務に役立つことを目的として作られた資格となっていますので、計画の立案からKPIの設定まですぐに使えるレベルを学ぶ資格になりますので、実戦レベルですぐに使いたいスキルを付けたい人にオススメの資格です。

 

2.統計検定

統計学に関する知識やビジネスに活用する能力を習得・評価を目的とした資格です。統計検定は知識を問う試験と活用力を問う試験に分かれています。

統計検定試験内容

引用元:https://www.toukei-kentei.jp/

試験の種類は難易度の低い順に4級・3級・2級・準1級・1級に分けられており、試験学習を通して、データ解析の基礎能力から確率活用の応用、そのデータの活用法や問題解決能力が身につきます。

他の紹介する資格とは違いウェブ解析士などや他の資格はアクセス解析がメインになりますが、より広範囲の領域で根本的な統計学的ベースとした資格になります。

根本的な統計学を学ぶためどんな業界でも活かせるデータ分析などを身に付けることができるので、根本的な部分から学びたい人にオススメです。

 

3.Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)はGoogleアナリティクスの熟練度を認定した資格です。

試験はインターネット上で無料で受験することができ、レポート内容や機能に関連した問題、Googleアナリティクスの設定やその仕組み理解を問う問題が出題されます。

試験に合格すれば、Googleアナリティクスの運用する一定の能力を持つことをGoogleから公式に認められることになります。

ただ、資格の有効期限は合格後18ヶ月で、期限後に再取得する場合は再度試験の合格が必要になります。

Googleアナリティクスは今、多くの企業がドンドン導入を進めている分析ツールの1つとなっており、このツールを分析する代行会社があるくらい主流なものです。

なので、自社でサイト分析を行い売り上げを伸ばしたい人はこの資格を勉強し、アナリティクスの使い方をマスターすることをオススメします!

 

4.Webアナリスト

WebアナリストとはGoogleアナリティクスを用いてWebサイトのアクセス解析に必要な知識の習得を目的とした資格です。

Webアナリストカリキュラム

引用元:https://www.too.com/training/marketing/web-analyst/curriculum.html

 

この資格は5時間講座を受講した後、その場でWebテストを受験スタイルか、後ほどに試験を受講する2つのスタイルがあります。加えてすでに知識がある人は試験のみの受験も可能です。

Webアナリストの仕事はWebサイトのアクセス解析を行い、具体的な改善案を提案などを行います。

Webアナリスト以外にもアクセス分析を行う仕事はありますが、Webアナリストはより専門性を求められます。

アクセス分析を行いそのデータを元に施策や解決案を出すなど、Webサイトの問題を解決するためのアプローチを行います。

なので、アクセス解析とそのデータを元にビジネスにとって有益な情報や施策を見出すことに特化して勉強したい人にオススメの資格になっています。

 

広告のスキルを鍛える資格

このパートでは思い広告などのスキルを習得できる資格を紹介していきます。

広告を勉強してみたいという人や、効率的な広告や集客に繋がる人をサイトに繋げたいという思いを持った方はオススメの項目です。

5.GoogleAdWords認定資格

GoogleAdWords認定資格はGoogle広告やオンライン広告などのGoogleAdWordsに関するの熟練度を認定した資格です。

テスト内容はGoogle広告の基礎知識の試験に加え、検索広告、ディスプレイ広告、モバイル広告、動画広告、ショッピング広告の計6分野のいずれか1つの試験に合格する必要があります。

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)と同じくGoogle認定資格で世界共通の試験となっており、Googleパートナーに登録しておけば受験料は無料で試験を受験することができます。

今後Googleの広告の利用して事業を拡大を考えている人はこの資格の勉強をオススメします。

 

6.Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験

Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験ではYahoo!プロモーション広告が提供する広告運用の知識や管理ツールや機能を認定する資格です。

GoogleAdWords認定資格と比較すると、Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験の方が難易度は高く試験の受験は有料なうえ試験会場での一斉受験であるため何度も受けられる気軽さは少ない試験です。

しかし、Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験の良い点はYahoo!プロモーション広告の知識やスキルをスコア化できるという点です。

加えて、資格取得の際は学習コンテンツが豊富な上、「公式ラーニングポータル」は無料で使えるため、深い知識を学びやすくなっています。

プログラム見直しのため、2019年9月末からYahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験の提供を休止しています。

 

Webマーケティング全般を鍛える資格

このパートではアクセス解析などや広告といった特定のものではなく、ビジネス、マーケティング全般のスキルが身につく資格を紹介いたします。

概念や理論的な根本部分を習得し、自社の事業に活かしていきたいという人向けのパートになっています。

 

7.IMA検定

実務オペレーション能力の測定を意識し、ネットマーケティングの知識をすぐに実践に落とし込んだ形でスキルアップを目的とした資格です。

講座と試験がセットになっており、全6回の講座後に試験があります。講座と試験いずれもオンラインで行い試験内容は即実践できるスキルを問われるものになっています。

IMA検定は「Standardコース」「Professionalコース」は2種類のコースがあります。

IMA検定コース紹介

引用元:https://ima-kentei.jp/

Standardコース」ではマーケティング概論からネット集客・アクセス解析・課題発見能力を学びたい方にオススメです。

Professionalコース」ではターゲット別の広告プラン立案や運用スキル、スプリットラン実施ノウハウなどを学びたい方にオススメです。

 

8.Webディレクター試験

Webディレクター試験はプロジェクトを成功に導くWebマーケターとしての論理思考やWeb作成、運用、更新に関する幅広い知識などWebディレクターとしてのスキルを幅広く問う資格です。

サイト作成において、一定の品質を保てる能力があると証明される資格とされており、勉強不足で合格することが厳しく、正解率70%で合格となり、試験の合格率は30%ほどと高くない数値になっています。

Webに関する知識を企画立案などの実務レベルに活用する能力など深く幅広く学べる資格になります。

この資格は難易度が高い分、資格を獲得した際の知識と実務レベルでの活用が高いレベルで身に付いているので、時間を掛けて深くしっかりと勉強してスキルを付けたい人にはオススメです!

 

9.マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務は特定の業界、業種に捉われない幅広いマーケティングに関する知識を認定した資格になります。

マーケティング・ビジネス実務検定説明

引用元:https://www.marke.jp/

マーケティング理論だけでなく実務知識や時事情報・実務時例など仕事に役立つ実務知識を段階的に学ぶことができます。

資格は難易度の高い順にA/B/Cと分かれています。試験対策用の講座が用意されており、資格の勉強もやりやすいのがこの資格の特徴です。

試験は有料となっており、受験費は難易度によって変動がありますが、お金を掛けてでも幅広くどこでも応用効くマーケティング知識を学びたい人にはオススメの資格となっています。

 

10.ネットマーケティング検定

Web担当者向けにビジネスの企画・立案に活かせるインターネットマーケティング全般の基礎知識や方法論に関する知識を認定した資格になります。

より実際の業務としてインターネットマーケティングを思考できるように試験は全て4択の選択式で基礎知識と、実際に業務を進める際を想定したシチュエーション事例問題になっています。

この資格はマーケティングの知識はもちろんなのですが、基礎的なWebの技術から知識まで学べる資格です。Web初心者でマーケティングを勉強したい人にオススメの資格です。

 

おわりに

今回はWeb担当者の方に向けた仕事に役立つ資格を3つの分野に分けて紹介しました。ただ紹介させてもらったものは、確実にスキルアップに繋がるものに限定して紹介させていただきました。

資格そのものを顧客にアピールだけでなく、幅広く紹介していきましたので、自分の業務に合った資格に挑戦してスキルアップに繋げて頂ければと思います。