「自己管理ができる」ことは、社会に出たら当たり前のものとして見られますよね。

極端な話、朝9時に出勤することも、自己管理ができていないと難しい可能性だってあるのです。

自己管理ができるだけで信頼が上がったり、自己管理ができないだけで、仕事を振られなくなったりと、自己管理で自分の人生がどうにでもなるような気がします。

ですが、「自己管理ほど難しいものはないんじゃないか」と感じている人も多くいると思います。

実際、自己管理ができなくて困っている、悩んでいる人は大勢いますからね。

なので今回は、自己管理ができない人の特徴をあげながら、自分で自己管理ができるようになるための流れをシンプルにお伝えしていきます。

ちなみに、実際に僕が全部試してみて、自己管理できるようになったので、一応実証済みです(笑)

ぜひ参考にしてください。

目次

自己管理できない人の特徴

自己管理できない人の特徴

まずは、自己管理ができない人の特徴をざっと紹介していきます。

感情のコントロールができない

感情のコントロールができるかできないかが、自己管理できるかできないかの一番の別れ道になります。

「今日はしんどいし・・・」とか思ってダラダラしちゃうのが人間ですが、それでは自己管理なんできないですよね。

ですが、実際にそういう人は多くて、過去には、

「彼女と別れたから、今日ミーティングいけません」

なんて言い出す人もいました(笑)

「しょうもない予定だし、遅れていってもいいや」とか、「あとでLINE返せばいいや」とか、そういう感じで生活をしていると、周りの人たちからの信頼も落ちてしまいます。

感情のコントロールができない人が、できるようになるのは、結構大変なのかもしれませんが、自分でなんとかする必要は意外とあまりなかったりします。

詳しい解決法はあとで紹介しますね。

時間を守れない

常識的な話になってしまいますが、時間が守れないとどうしようもないという考えが今の社会では浸透していますよね。

僕はわりかし時間にルーズなので、あまり人のことを言えないかもしれませんが、時間を守れなくてなくなった商談の話や、期限内にできなかったから水の泡になった仕事の話はよく聞きます。

「時間を守る=当たり前」にできないと、損する場合が多いので、気をつけたいですね。

部屋を片付けられない

部屋が汚い人は、だらしないと言われますよね。

自己管理ができない人の典型例です。

部屋の中なんて、誰も見ないし、別になんでもいいだろうと思いがちですが、意外とそういう面が外にいるときにバレたりすることも多かったりします。

逆に、外でだらしなくしてる人は、部屋が汚そうだなあというイメージを持たれたりもします。

いつも様子見をしている

いつも様子見している人が、なぜ自己管理ができないの?と思う方もいるかもしれませんが、僕は意外と関連していると思っています。

ちなみに、様子見をしているというのは、自分の意見を言わなかったり、誰かと誰かが話し合っている最中に、黙って聞いていたりする人のことを指します。

僕の完全な経験談なので、100%正解とは言えませんが、こういう人の特徴としては、多くの場合何も考えていないことが多く、自分のことすら考えていないことが多いです。

「自分のことすら考えていない=自己管理ができていない」と僕は仮説を立ててみて、その人が仕事上どういう動きをしているのかを確認したことがあります。

これが結構おもしろくて、そういう人って結局仕事の成果が上がらなかったり、結果が出ていなかったり、時間にルーズだったりしたのです。

部屋が汚いかどうかまでは把握できていませんがね(笑)

相手のことを考えない

相手のことを考えない人は、自己管理できていない人が多いです。

「相手のことを考えないのなら、自分のことはちゃんと考えているだろ」のようなイメージですが、そういう人って意外と何も考えていません。

要は、自分勝手なのです。

自分勝手な人が自己管理できそうかと言われると、できなさそうですよね。

ネガティブ思考

ネガティブ思考の人も自己管理ができないと言われています。

ネガティブ思考の人とは、「自分は〜だから」という感じで、自信なさそうなイメージです。

仕事をしていると、多くの機会でつらいことが出てきます。

ですが、そうなってもやるしかない場合がほとんどです。

ネガティブ思考の人は、一度ネガティブになるとずっとネガティブで、自分でそれを対処することができません。

ネガティブ思考のままで居続けていることは、客観視するとそれを直せない、つまり自己管理ができない人にほかならないのです。

自己管理ができない人がやるべきこと

自己管理ができない人がやるべきこと

では、ここまでで書いたような自己管理ができない人は、一体どのようにすれば自己管理ができるようになるのでしょうか?

次はその解決策について書いていきます。

目標を決める

よくある解決策の1つですが、目標を決めることが自己管理につながるという話があります。

多くの企業が、毎月毎月、社内の売上目標や個人の売上目標を決めますよね。

その理由の1つとして、組織やチームのメンバー、そして自分を管理するためだと言えます。

毎月のゴールを決めることによって、「自分はこれぐらいやらないといけない」と自分自身に認識させるのです。

自己管理ができていない人の多くは、このゴールを決めていない人が多いですし、決めても忘れているような人がほとんどです。

しっかりとした目標設定をすることで、自分を奮い立たせ、自己管理をしようというのがこの解決策です。

モチベーションを他人や環境に管理させる

自己管理ができない人は、モチベーションの管理ができない人が多いイメージです。

ですが、モチベーションを自分でどうこうするって意外と難しかったりします。

その際の解決策として、「別のものに任せてしまう」というのがあります。

どういうことかというと、自分でモチベーションの管理をしなくていいように、自己管理をしなくていいような形にするのです。

会社の出勤時間とか、ミーティングの時間とかって意外と自己管理に使えると思っていて、その時間はそこに行かないといけないので、素直にそれに流されて行くことも大切です。

要は、ルーティーンを作る意識をすると、自己管理どうこうではなく、「この時間だからこれ!」みたいな感じで仕事ができるようになりますよね。

同時に他のこともできるので、意外とそれをこなしていくうちにモチベーションを考える必要がなくなってきます。

また、それを続けること自体が自己管理をする訓練にもなって、結果として自己管理ができるようになります。

リスクを取る

自己管理ができない時の多くは、やる気が出ない時だと思います。

リスクを取るようにすると、やる気が出るというよりかは、危機感に近いものが生まれます。

リスクを取る方法はいろいろあります。

お金的なリスクか、時間的なリスクか、人間関係的なリスクなのか、なんでもいいです。

自分にとっての大きなリスクを取ることは、自分の成長にもつながりますし、自己管理をせざるを得ない状況に自分を追い込むことにもなります。

リスクに打ち勝とうとすることがとても大事です。

それさえすれば自分も成長できるし、自己管理も可能になります。

背水の陣みたいな方法ですが、意外と効果があります。

ぜひ参考にしてみてください。

捨てれるモノ・コトは捨てる

これもリスクを取ることに似ていますが、自己管理ができない場合、何かに依存してしまったり、何かがあるからダラたりする場合がとても多いです。

ですので、そういった自分を甘やかすものを一旦捨ててみてください。

捨てるのがベストですが、どうしても捨てられない人は、自分の手の届かないところに置くようにしてみてください。

自分を甘やかすものを捨ててみるのは、リスクを取ることよりもやりやすいですし、かなり効果的だと思います。

僕もこれをしてうまくいきました。

僕は実家でダラダラしてしまうタイプの人間だったので、ビジネスをはじめてから、実家を出ました(笑)

つまり、実家を捨てたとまでは言い過ぎですが、一旦手放したという感覚ですね。

でも何度振り返ってみても、それがうまく行った秘訣だと思います。

たまに実家に帰ることもありますが、良いバランスを保つことができていて、ある意味自己管理もかなりできるようになりました。

寝る時間と起きる時間を決める

これは基本かもしれませんね。ただ意外とできないものです。

寝る時間と起きる時間を決めるだけで、自己管理能力はグッと上がると思います。

僕はだいたい25時ぐらいに寝て8時に起きるようにしていますが、寝る時間と起きる時間を決めるようにしてから、体の調子も良くなったことに加え、生活の質がかなり上がりました。

僕は仕事の性質上いつ起きても問題はないので、就寝時間と起床時間を決めないと生活リズムが悪くなってしまいがちなのですが、ここをきちんとするだけで仕事効率も上がり、結果として自己管理もできるようになりました。

自己管理どころか自分をもっと高める方法

自己管理どころか自分をもっと高める方法

そして、「自己管理ができる」というレベルから一歩進んで、さらに自分のレベルを上げる方法もいくつかご紹介したいと思います。

優先順位を決める

やることがたくさんあると、キャパオーバーになってしまう人は多いです。

キャパオーバーとは、簡単に言うと、忙しすぎて自分ひとりでは対応不可能になり、思考停止になってしまう状態のこと。

しかし実際は、勝手に自分自身で「やることが多すぎてやばい!」とパニック状態になり、仕事や物事の整理ができていないだけということが多いです。

客観的にみると、なんでそんな焦ってるの?ちゃんと整理すればできる範囲のことじゃない?と思うことは多々あります。

そうは言うものの、キャパオーバーで思考停止になるとよくないので、しっかりと、「一番やらないといけないことは何か?」を考えてみてください。

そうすることで、自分のやるべき優先順位が決まります。

そして、正しい順番、優先順位で仕事をこなすと、1の仕事をするだけで1以上の成果が出る時もあります。

仕事を要領良くこなしている人は、この優先順位を意識した上で行い、成果を出しています。

人生にバリューを出す

人生にバリューを出すことを意識してみてください。

バリューとは「価値」のこと。

つまり、自分の人生に価値を生み出そうということです。

人生にバリューを出すためには、自分がうまくいっていることを知ることから始める必要があります。

仕事に慣れたり、日々の業務に慣れてきたり、一定の成果をあげたりすると、何をやろうかと悩む人がちらほら出てきます。

僕も一度そうなりました。

ですが、そういう時こそ、自分の人生にバリューを出すことを意識してみてください。

そうすると、もっと自分の人生をいいものにするために、自分ができること、足りないことを考えるようになります。

自己管理ができるようになったあなたの次のポイントは、自分のレベルをさらに上げていくことです。

人生にバリューを出すという目標を掲げてみてください。

そうすると考えるべきことがたくさん出てくるかと思います。

絶対的な崇高者はいないと知る

自己管理ができない人は、依存体質の人が多いです。

誰かに言われたことをやっておけばいいというスタンスになることが多いですし、それでダメだったら人のせいにします。

ですが、自己管理ができるようになったあなたにはぜひ知っておいてほしいことが、絶対的な崇高者はいないことです。

要は、なんでも知ってて、なんでもできる神様のような存在の人はいないということ。

ですので、自分がどうありたいか、どうなりたいかということを考えて動く必要がより出てきます。

自分でビジネスを始めたり、会社に就職して昇進したりした人にありがちなのが、「なんでもできる人の存在についての疑問」だと思います。

自分もある程度全体像を見渡すことができるようになってきて、お世話になっている人が、完璧な人ではないと思う瞬間が出てくると思います。

その疑問はほとんどの場合正しいと思います。

が、ある意味それが真実なのかもしれません。

結局なんでも教えてくれる神様みたいな人は存在しないのです。

自己管理ができるようになったあなたが次に考えてほしいのは、自分がどれだけやるべきなのかということです。

枠組みを壊す【固定概念で考えない】

それぞれの仕事には、ある程度決まった考え方ややり方があります。

ですが、それが必ずしも正しいこととは限りません。

自分で、正しい答えを探してみてほしいのです。

仕事で大きな成果を上げている人は、自分がやっていること、うまくいっていること、うまくいっていないことに対して本当にそれが正しいのか、ということを考えてやっている場合が多いです。

自己管理ができるようになったら、次に考えてみてもいいかなと思うのは、周りの管理をすることです。

仕事で言えば、自分が仕事全体を回す人間になることを考えてみてもいいかもしれません。

そうすると、今の考え、固定概念だけではダメな部分が出てくると思います。

それは自分に対しても、他人に対してもです。

それを壊す動きをしてみてください。

組織やチームが成果を出す時は、いつもそういった主体性のある行動から始まります。

「ちょっとずつサボる」をやめる

自己管理ができてない人、できてきた人、両方に共通するのが、ちょっとずつ手を抜く、サボるということです。

適度にサボっても大抵はバレませんが、それが積み重なるとバレます。

信用は何にもかえがたいぐらい大切なものです。

ちょっとした油断がすべてを潰してしまうこともあります。

そういった部分をなくしていくためにも、「ちょっとずつサボる」ことをやめてみてください。

運は自分でしか掴めない

「運を掴みにいく」という意識を持ってみてください。

運を掴むなんて無理だろと思う方もいるかも知れませんが、運は掴みにいかないと掴めないと僕は思っています。

1000回引いたら1回当たるくじ引きを、普通の人は1〜2回引いてやめますが、本当に運を掴む思いで成果を出しにかかっている人は、このくじ引きを1000回かかっても引くと思います。

僕が今までうまくいった時は、いつもくじ引きを1000回引きにかかっていました。

逆にうまくいかない時は、いつも途中でやめていました。

自己管理とは少しずれた話かもしれませんが、非常に大切な考え方だと思ったので書いておきました。

自己管理できない人は仕事ができない

自己管理できない人は仕事ができない

ここまでたくさん書いてきましたが、自己管理できない人はおそらく何をやってもうまくいきません。

自己管理ができることがスタートラインに立つことと思ってもいいぐらい、当たり前の基準なのです。

ですので、仕事で成果を出したいのであれば、まずは自己管理ができるようになる必要があります。

仕事できないねと言われるより、仕事できるね!と言われたほうがいいに決まってますよね。

こう言われる人は絶対自己管理ができています。

というかできていないのに褒められるわけがありません(笑)

自己管理ができないと一瞬で人生失敗する

自己管理ができないと、一瞬で人生を棒に振ります。

厳しいかもしれませんが、これが現実です。

自己管理ができない人の特徴を上に書きましたが、これに当てはまる人と本当に一緒に仕事がしたいと思えるか?という話です。

絶対にそうは思えないはずです。

自己管理ができないだけで、その後のチャンスや仕事の話はすべて消えてしまいます。

しかも、消えてしまったものを取り戻すのは非常に難しいです。

ですので、そんな最初の時点で出落ちしてしまわないように、この記事に書いていることをしっかり実践してみてほしいなと思います。

まとめ:自己管理=成功の第一歩

少し長くなりましたが、いかがでしたか?

自己管理をできること自体が、成功への第一歩なのですが、それをこの記事を通じてできるようにしてほしいなと思っています。

自己管理ができない人は世の中たくさんいます。

なので、自己管理ができるだけで他人と差をつけることも可能だと思います。

「え、それだけで?」と思う人もいるかもしれませんが、意外とそんなもんです。

また、さらに自分をレベルアップさせる内容も書いたので、それも参考にしてみてください。