Webマーケティングを学んでいると、いろんな専門用語が出てきますよね。

  • 専門用語が多すぎてよくわからない
  • 英語や横文字がたくさんあって混乱する
  • 用語が難しくて挫折しそうになる

こう感じている方も多いのではないでしょうか?

僕自身もはじめの頃は、同じようなことを毎日思っていてとても苦労しました…。

しかし、用語を知っているか知らないかで、Webマーケティングに対する印象も理解度も大きく変わります。

それを身をもって感じました。

なので、この記事を開いてくれた方には、ぜひとも「知っている」状態になってほしいです!

そんな、Webマーケティングを学びたて・Webマーケティング初心者の方がまず知っておくべき基礎用語を、利用シーン・カテゴリ別にまとめてみました。

少し多いように感じるかもしれませんが、どれも重要な用語ばかりです。

ぜひここで紹介する用語は覚えるようにしてください!

また、この記事を逆引きのような感じで使っていただくこともできるので、URLを保存したり、ブックマークしたりして、確認したい時にすぐに開けるようにしておくことをおすすめします◎

目次

基礎用語【Webマーケティング全般】

基礎用語【Webマーケティング全般】

CV(Conversion:コンバージョン)

Webサイトにおける最終的な成果のこと。

何を成果と定義するかによって、コンバージョンの位置づけは変わってきますが、一般的なのは、特定のページの閲覧・お問い合わせ・資料請求・商品の購入などが挙げられます。

コンバージョンを効率的に獲得し、最大化することがWebマーケティングにとって重要になります。

CVR(Conversion Rate:コンバージョンレート)

Webサイトのアクセスのうち、どれだけコンバージョンに至ったかを示す割合のこと。

つまり、サイト訪問者全体に対して、何人がコンバージョンに至ったのかを示します。

CVRは、「コンバージョン数/サイト訪問数×100」で求めることができます。

例えば、サイトへの訪問者数が100、コンバージョン数が10の場合、CVRは10%となります。

CVRが高くなるほど、効率良く成果を挙げられていることになります。

LP(Landing Page:ランディングページ)

検索結果やWeb広告などを経由して、ユーザーが最初にアクセスするページのこと。
(訪問者が最初に着地するページ)

広く捉えれば、ユーザーが最初に訪れるページはすべてLPと表すことができます。

しかし、その中でも特に、お問い合わせや購入など、ユーザーのアクションを誘導することに特化した商品・サービスの紹介ページのことを「LP」と呼ぶことが多いです。

つまり、一般的にはコンバージョンを目的としたページをLPと表現します。

LPO(Landing Page Optimization)

LPを改善し、ページ内でのユーザーの離脱を防いで、最終的なコンバージョンまで誘導する施策のこと。

LPはユーザーが最初に目にするページであるため、デザインが整っていない、書かれている内容が思っていたものと違うなどと判断されてしまうと、ユーザーは興味を失い、そのページから離脱してしまいます。

離脱を防ぐために、ユーザーの目を惹くデザインに仕上げたり、興味をそそるような文言を使ったりして、ユーザーが求めているものに近づけるような改善を行っていきます。

LPの改善を重ねることで、CVRを向上させていく狙いがあり、CVRを向上させるための施策がLPOと言えます。

EFO(Entry Form Optimization)

購入ページや申し込みページにある入力フォームを改善し、ユーザーの離脱を防ぐ施策のこと。

せっかく商品・サービスに興味を持ってくれたのに、入力フォームがわかりづらかったり、入力項目が多すぎて入力が面倒と感じられたりしたら、ページから離脱されてしまいます。

そのような購入直前の離脱を防ぐために、

・入力項目を最低限にする
・入力例を用意する
・入力間違えを赤字で表記する
・入力ステップを可視化する
・セキュリティを高めて安心感を与える

などの施策を行なっていきます。

CTA(Call To Action)

Webサイトに訪れたユーザーに行動を起こさせるためのテキストや画像のこと。

ページ上に設定されている「お問い合わせはこちら」「今すぐ無料登録!」「資料をダウンロードする」などのようなボタンもCTAの一種で、CTAはコンバージョンを獲得するために欠かせない要素になります。

ペルソナ

商品・サービスを販売するために設定するユーザー像のこと。

実際にその人物が実在しているかのように、リアリティのある詳細な情報を設定していきます。

よくペルソナとターゲットをごっちゃにしてしまう人も多いですが、この2つの大きな違いは「人物像の設定をどれだけ深くするのか」です。

ターゲットよりもペルソナのほうが、より深く、詳細に人物像を設定します。

ターゲット
・30代
・男性
・会社員
・ゴルフが好き

ペルソナ
・田中太郎
・34歳
・男性
・嫁、長男(8歳)、次男(6歳)、三女(2歳)の5人家族
・大阪市内に住んでいる
・自動車メーカーに勤める会社員
・友人に誘われて、3年前からゴルフにハマる
・日頃からYouTubeでゴルフの動画を見て研究をしている
・週2で打ちっぱなし、月2でコースを回る
・よくFacebook、LINE、YouTubeを利用する

このように、ターゲットは人物像を広く考えるの対し、ペルソナはよりリアリティを持たせて人物像を設定します。

カスタマージャーニー

直訳すると「顧客の旅」。上記で説明したペルソナの思考・感情・行動などの動きを時系列で見える化したもの。

ペルソナの動きを見える化することで、Web上での顧客との接点がわかり、いつ、どこで、どんな情報を提供するのかが明確になります。

つまり、カスタマージャーニーを考えることにより、適切な場所・タイミングで適切な情報を顧客に伝えられるようになります。

ベネフィット

顧客が商品から得られる良い効果のこと。

人がモノを購入する時は、モノ自体に興味はなく、「そのモノを使用すること・持っていることでもたらせる利益や未来」を購入します。

例えば、ドリルを買う人は、ドリル自体には興味はなく、そのドリルを使って開けられる穴が欲しいのです。

夏に向けてジムに通おうとしている人は、筋肉をつけることで、海に行った時に異性にモテたいという真の目的があるかもしれません。

このように、顧客は「求める利益や未来が得られる」と感じた時に、購入意欲を掻き立てられて行動を起こします。

顧客にベネフィットを伝えることによって、顧客の感情を刺激し、購買意欲を高められる効果があります。

LTV(Life Time Value)

「顧客生涯価値」と呼ばれ、ある顧客が、特定の企業やブランドの商品・サービスの購入を開始してから終了するまでの期間に、合計でどれだけの利益をもたらすのかを示す指標のこと。

例えば、私はこれまで何回もiPhoneを買い替え、MacBookやAirPodsも買ってきました。その合計金額をざっと数えると、50万円は超えていました。

となると、私個人のApple社に対する今現在のLTVは、50万円となります。

このLTVをどれだけ高められるかが、マーケティングを考える上で非常に大切になってきます。

リード

見込み客のこと。

「たくさんのリードを集めよう!」という場合は、自社の商品・サービスを購入する可能性のある見込み客をたくさん集めようということになります。

オプトイン

ユーザーが対象者になることを承諾・選択すること。

よくメルマガの登録で使うことが多いです。
メルマガを受信するために登録フォームにアドレスを入力したり、Webサイトで何か商品を買う際に、メルマガの配信を希望したりする場合がオプトインとなります。

オプトインしたユーザーは、商品・サービスに対して興味を持ってくれていると判断できるので、販売活動をする際のレスポンスも高い傾向にあります。

オプトインしたユーザーをリードとすることも多いです。

KGI(Key Goal Indicator)

直訳すると「重要目標達成指標」となり、目指すべき最終的な目標のこと。

売上や成約数、利益率などをKGIに置く場合が多いです。

KPI(Key Performance Indicator)

直訳すると「重要業績評価指標」となり、目標の達成度合いを評価する指標のこと。

つまり、最終的な目標を達成するための「中間目標」と言うことができます。

KPIを適切に設定することによって、やることが明確になり、方向性が定まるので、最終的な目標であるKGIに近づくことができます。

オウンドメディア

自社で保有するメディアのこと。

ホームページやSNSアカウントなどもオウンドメディアと言うことができますが、一般的には「企業が運営するウェブマガジン」を指すことが多いです。

コンテンツマーケティング

ユーザーに対して質の高いコンテンツを提供し、ユーザーのファン化を図ることで、多くの収益を獲得するマーケティング手法のこと。

良質なコンテンツを通じて、ユーザーを見込み客に育て、ファン化をさせることで購買行動につなげるための一連の仕組みと言えます。

基礎用語【Webサイト】

基礎用語【Webサイト】

サイトマップ

サイト全体のページ構成を地図のように一覧で記載しているページのこと。

サイトマップを用意することで、サイトを見たユーザーが目的のページを探しやすくなったり、検索エンジンにサイト内のページを知らせたりすることができます。

サーバー

ネットワークを通じて、他のコンピューターにサービスや情報を提供するコンピューターのこと。

Webサイトの情報を保管し、インターネット上で公開する役割があります。

具体的には、ユーザーが、サイト・ページの保管主であるサーバーに「このページが見たいです」とお願いし、その情報をサーバーが受け取ります。
サーバーは、「この内容を返信します」と、ユーザーに情報を返し、ユーザーがそれを受け取ります。
そうすることで、多くの情報の中から、自分が選んだページを閲覧できるようになるのです。

ドメイン

インターネット上の住所のこと。

ホームページやブログサイトは、その住所に建てられる家というイメージで、Webサイトがどこにあるかを判別する情報として利用します。

CMS(Contents Management System)

Webサイトのコンテンツを構成するテキスト・画像・デザイン・レイアウトなどを一元管理するシステムのこと。

CMSを導入すれば、HTMLやCSSなどのWeb専門知識がない人でも、簡単にWebサイトの作成・更新・運営ができるようになります。

例えば、Web制作会社にホームページ制作の依頼をする際、納品されてからは自社で運営していきたいと考えているのであれば、CMSを導入してもらえば簡単に更新ができるようになるといった具合です。

UI(User Interface)

「ユーザーインターフェース」の略で、ユーザーと商品・サービスとのすべての接点(インターフェース)のこと。

主に、サイトの見た目や使いやすさのことを指します。

レイアウトや使用されている画像・動画、文字のフォント、メニューやボタンの操作性など、ユーザーが目にするもの・操作するものすべてが含まれます。

UIは、ユーザーがサイトを利用する際の顔と言っていいほど、非常に重要な位置づけになります。

UX(User Experience)

「ユーザーエクスペリエンス」の略で、ユーザーが商品・サービスに触れて得られる体験や経験のこと。

例えば、あるWebサイトに訪問し、

・デザインが綺麗
・フォントが読みやすい
・知りたい情報をすぐに見つけられる
・ページの読み込み速度が速くて快適

訪問したユーザーがこのように感じたとします。

これこそがまさに「UX」です。

つまり、ユーザーが商品・サービスに触れて、感じることすべてがUXと言うことができます。

よくUIとUXを混同してしまいがちですが、UXは、ユーザーが商品・サービスを知る前から知って利用した後までに経験した「ユーザーの主観的なストーリー」と捉えることができます。

このUXを改善することで、商品・サービスの質を向上させることができるので、UXが重要と言われているのです。

ユーザビリティ

Webサイトやソフトウェアなどの操作性や使いやすさを示す言葉。

ユーザーがサービスを使用する際に、「簡単」「迷わない」「ストレスを感じない」「使いやすい」と思ってもらえるなら、それはユーザビリティが良いということになります。

サイトの構成やデザインを考える際には、このユーザービリティを考えながらボタンやリンクなどを配置していく必要があります。

リダイレクト

Webサイトやページなどを新しいURLに変更した際に、自動的に転送をする仕組みのこと。

例えば、自社のサイトをリニューアルをすることに伴い、ページのURLやドメインの変更、PCサイトとスマホサイトのURLが異なる場合などにリダイレクトが行われます。

EC(Electronic Commerce)

「電子商取引」と訳され、インターネット上で商品・サービスを売買すること全般を表す。

「インターネット通販」や「ネットショップ」のような、現代ではごく普通に使用されているものを総称したものがECと考えれば大丈夫です。

レスポンシブWebデザイン

PC、スマートフォン、タブレットなど、異なる画面サイズの幅を基準に、Webサイトの表示の仕方を調整し、見やすく最適な表示にすること。

これまではPC表示だけをデザインすればいいとされていましたが、現代ではスマホでWebサイトを閲覧するユーザーが増えているので、レスポンシブWebデザインは必須になってきています。

基礎用語【Web広告】

基礎用語【Web広告】

インプレッション

広告が画面上に表示された回数のこと。

要するに、ユーザーが広告を目にした回数を指します。

また、広告以外にも、InstagramやTwitterなどのSNSの投稿が表示された回数のことを指して使用されることもあります。

リーチ

広告を見たユーザー数のこと。

あるユーザーの画面に広告Aが3回表示された場合、インプレッションは3になりますが、リーチは1です。

インプレッションは広告の表示回数、リーチは広告を見たユーザー数と覚えましょう。

CTR(Click Through Rate)

クリック率のこと。

広告が表示された回数(インプレッション数)のうち、ユーザーがクリックした回数の割合を指します。

CTRは、「クリック回数/広告の表示回数(インプレッション数)×100」で計算できます。

例えば、広告が1000回表示され、そのうち10回クリックされたら、CTRは1%となります。

CPC(Cost Per Click)

クリック単価のこと。

広告が1クリックされるたびにいくらかかったかを表す指標です。

1クリックにかかる費用なので、「広告費/クリック回数」で計算できます。

例えば、ある月に10万円の費用を広告に使用し、500クリックされた場合、その月のCPCは200円となります。

CPM(Cost Per Mille)

直訳すると「1000回あたりのコスト」で、広告が1000回表示されるごとに発生する費用のこと。

1000回のインプレッションあたりの費用のことを指すので、インプレッション単価と呼ばれることもあります。

CPMは、「広告費/表示回数(インプレッション数)×1000」で計算できます。

CPA(Cost Per Action)

顧客獲得単価を意味し、新規顧客を獲得するのに、1人あたりいくらかかったのかを示す指標。

CPAは、「広告費/獲得ユーザー数(コンバージョン数)」で計算できます。

例えば、広告費を50万円かけて、5000人のユーザーを獲得できた場合、CPAは100円となります。

フリークエンシー

ユーザーが広告に接触した回数のこと。

同じ広告を何度も目にする機会があると思いますが、その表示回数がフリークエンシーです。

つまり、1ユーザーに対し、何回同じ広告が表示されたかを示す指標と言えます。

Web広告ではフリークエンシーを設定することができ、1ユーザーに対する広告の表示回数を制限させることが可能です。

ROAS(Return On Advertising Spend)

広告費に対して得られた売上を%で表したもの。

つまり、広告費の何%売上が上がったかを示す指標です。

「広告費の回収率」や「費用対効果」とも呼ばれます。

計算式は、「広告経由の売上/広告費×100」です。

例えば、広告費に50万円をかけ、100万円の売上が上がった場合、ROASは200%になります。

ROI(Return On Investment)

直訳すると「投資利益率」となり、投資で得られた利益率を示す指標のこと。

ROIは、「利益(売上から経費を引いたもの)/投資額×100」で計算できます。

上の例(広告費に50万円をかけ、100万円の売上が上がった場合)だと、ROASは200%ですが、ROIは100%になります。

ROASは売上に対する効果、ROIは投資に対する効果です。

ROASとROIを混同させてしまう人も多いので、2つの違いをしっかりと理解しましょう。

リマーケティング

一度サイトに訪問したことのあるユーザーに対して、再度アプローチを仕掛ける広告のこと。

一度サイトを訪れたユーザーは、商品・サービスに興味を持っている可能性が高く、再アプローチすることでコンバージョンにつなげやすくなります。

1回ある商品に興味を持って、Google検索してサイトを訪れたら、その後何度もその商品の広告が表示されるようになった経験はありませんか?

それがリマーケティングです。

基礎用語【SEM・SEO】

基礎用語【SEM・SEO】

検索エンジン

インターネット上の様々なコンテンツを探すサービスの総称。

検索エンジンの中でも有名なのが、「Google」と「Yahoo!」です。

SEM(Search Engine Marketing)

直訳すると「検索エンジンマーケティング」で、検索エンジン上で行うマーケティングを総称したもの。

SEMの中には、SEOとリスティング広告というマーケティング施策が含まれます。

SEO(Search Engine Optimization)

直訳すると「検索エンジン最適化」で、検索エンジンに対して自社のサイトの評価を上げ、上位表示されるように最適化させること。

検索上位で表示させることにより、自社の商品・サービスをユーザーに見つけてもらいやすくする狙いがあります。

つまり、SEOはSEMの一部というわけです。

クローラー

インターネット上に存在するWebサイトや画像などのあらゆる情報を取得し、それを自動的に検索結果に反映させる巡回プログラムのこと。

Web上を這う(クロールする)ことから「クローラー」と呼ばれます。

タイトル

Webサイトのページタイトルを表す部分のこと。

タイトルに設定したテキストは、ページ中には表示されませんが、検索結果やWebブラウザの上部に表示されます。

このタイトルは、検索エンジンが最も重視している箇所です。

ディスクリプション

ページの概要や要約を記したテキストで、検索結果のタイトルの下部に出てくる文章のこと。

ディスクリプションを設定する基本的な目的は、クローラーにサイト・ページの概要を伝えるためです。

また、表示される部分としては小さいものの、検索結果に表示されるため、そのサイト・ページのCTR(クリック率)に影響します。

トラッキング

直訳すると「追跡すること」となり、ユーザーがサイト内でどこを閲覧しているのかを追跡し、分析すること。

どこからアクセスしたユーザーが、どのようなページを見て、コンバージョンに結びつくのかを追跡し、コンバージョンに至らなかった場合も、サイト内のどこに問題があったのかを分析することができます。

例えば、トラッキングを利用し、どの広告から流入してきたユーザーがコンバージョンに至りやすく、コンバージョンに至らないユーザーはどのページで離脱しているのかを調べることができます。

オーガニック検索

検索結果画面の広告枠を除いた部分のこと。

別名「自然検索」とも呼ばれます。

検索クエリ

ユーザーが検索エンジンを使って、検索窓に入力した語句(単語・フレーズ・複合語など)のこと。

ビッグワード

検索エンジンで極めて多く検索されるキーワードのこと。

ビッグワードは、「テレビ」「マーケティング」などの非常に大きなくくりで、なおかつカテゴリーとしてもユーザーによく知られているキーワードです。

このビッグワードと呼ばれるキーワードは、検索回数が多い分、競合もひしめきあっていて、上位表示されにくかったり、広告枠でのクリック単価が上がり、費用対効果が悪くなったりするような現象が発生します。

スモールワード

検索エンジンで検索される回数が少ないキーワードのこと。

効果の高そうな有効なスモールワードを見つけ出し、それを適切に組み合わせて、結果的にビッグワードでも上位表示されるような対策を行うことが多いです。

ミドルワード

ビッグワードとスモールワードの中間に位置する検索数を持つキーワードのこと。

ミドルワードは、明確な検索数の基準があるわけではありませんが、ビッグワードには及ばずともそれなりに検索数が多く、Webサイトへの集客が期待できるキーワードです。

ロングテールワード

検索数が少なく、複数のキーワードの組み合わせからなるキーワードのこと。

一般的に、3語以上のキーワードから構成されるものをロングテールワードと呼びます。

「新宿 カフェ おしゃれ」「洗濯機 安い おすすめ」「スマホ プラン おすすめ」などなど、このようなものがロングテールワードです。

ビッグワードと比べて、検索回数自体は少ないものの、CVR(コンバージョン率)が高いものが多く隠れています。

基礎用語【アクセス解析・データ分析】

基礎用語【アクセス解析・データ分析】

アクセス解析

Webサイトのコンバージョン数アップにつながる課題・問題を見つけるために、サイト訪問者やユーザーの特性・行動を分析すること。

コンバージョン数を向上させるという目的のために、サイトの課題・問題を発見するために、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどの数字を見ていきます。

このアクセス解析をもとに、サイトの改善策を考えます。

※GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの見方や活用方法は、以下の記事で解説しています。

PV(Page View)

ユーザーがサイト・ページを閲覧した数のこと。

ページごとの閲覧回数を把握することで、Webサイトのどのページにユーザーの注目が集まっているのかを知れます。

このPV数は、Googleアナリティクスを利用することで確認できます。

UU(Unique User)

特定の期間内にサイトを訪れたユーザーの数のこと。

期間内であれば、同じユーザーが何度同じサイトを訪問してもUU数は1となります。

サイトを訪れた回数や見たページ数などに関係なく、そのサイトを訪れたユーザーの数だけがカウントされます。

自社のサイトが、何人のユーザーに見てもらえているのかを知りたい際に、確認すべき指標になります。

セッション

ユーザーがWebサイトに訪れた回数のこと。

例えば、ユーザーAが自社のWebサイトを訪れたら1セッションとカウントされ、サイトから離脱するとセッションが終わります。また次の日に、ユーザーAが再度サイトに訪れたら2セッション目とカウントされます。

直帰率

Webサイトを訪れた数(セッション数)のうち、サイト内で1ページしか見ずにそのままサイトから離れてしまったセッションの割合のこと。

つまり、直帰率を見れば、全体の訪問(セッション)のうち、何%が1ページしか見なかったのかがわかります。

例えば、あるWebサイトのトップページに10回の訪問があり、そのうち6つの訪問は、トップページを見た後に別のページも閲覧しました。しかし一方で、4つの訪問では、その後他のページを見ることなくサイトから出ていきました。

この場合の直帰率は、40%ということになります。

離脱率

そのページを見たセッションのうち、そのページを最後に離脱してしまったセッションの割合のこと。

よく上で紹介した直帰率と混同してしまう人が多いですが、直帰はこの離脱の一部で、サイト内で1ページしか見ずに離脱した場合を特別に直帰と呼ぶのです。

直帰率と離脱率をごっちゃにしないように気をつけましょう。

まとめ

この記事で紹介した専門用語は、Webマーケティングに携わっていると、いろんな会話や文章の中で頻繁に出てきます。

知らない用語が出てくると、話についていけない、理解できないという状態になってしまいます…。

それを防ぐためにも、定期的に復習してしっかり覚えるようにしてください!

URLを保存したり、ブックマークしたりして、この記事を辞書のような感覚で使うのも良いと思います。

確認したい時にすぐに開けるようにしておくことをおすすめします◎

また、以下の記事で「初心者に必要なWebマーケティングの基礎知識」をご紹介しています。

基礎用語だけではなく、Webマーケティングの基礎知識もチェックしておきたいという方は、ぜひ以下の記事も合わせてご覧ください。

ゼロウェブWebマーケター入門書の画像